カテゴリ:大江戸捜査網
若年寄から預かった名刀正宗を一晩だけ、と拝み倒されて貸し出したらそれが盗まれました。
首をくくりたくなる気も分かるが、それでなんとかなるもんじゃないだろ。 期限は三日と聞いた婿の勘助は奪還に動くが、素人になんとか出来るのか? とりあえず、よく顔が聞くらしい盗賊の兄貴に話を通すが……。 容疑者・松永に接触の玉竜姐さん、口封じに殺されないようにと清さんに釘を刺される。 誰に向かっていってんだ姐さんはベテランだぞ。 伊達に女隠密最強と呼ばれているわけではない。 勘助は島帰りだった。 賊の仲間に入ることと引き換えに刀を返して貰うが、一味の者は顔に傷をつけるというわかりやすい印をつけることになっているという。 しかしこれは、本当は彼を頭の替え玉として獄門台に送るための印だった。 追っ手に追われ、勘助は清さんとともに廃屋に立て篭もる。 清さんが思いついたのは、自分が替え玉の替え玉になるという奇手だった。 「幸せになるんだぜ」 清さんがそこまで勘助を庇おうとしたのは、自分が一緒に祭りに行くという約束を守れば勘助の人生が全く違うものになっていたと思ったからだった。 そうか、清さんが恩返し……とは違うか。 侘びだ。 女房に口説かれて清さんを見殺しにすることに決めた勘助、おりんちゃんに明日打ち首だと言われて愕然。 人情をとるか、家族をとるかで女房と揉み合いになる。 勘助がいかなくたって別に打ち首にはならないんだが、おりんちゃんからすれば黙っていること自体が気に食わないんだろう。 勘助は無罪放免となり、「終わりよければ全てよし」となる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月28日 18時13分53秒
コメント(0) | コメントを書く
[大江戸捜査網] カテゴリの最新記事
|
|