カテゴリ:御宿かわせみ ドラマ感想
親子喧嘩で、父が娘に堀に突き落とされた。
理由は、一人娘の叶わなかった恋。 相手さんは遠国の職人で、婿に来てくれなかった。……人には皆事情があるもんでして。 甘やかされて育ったお鹿お嬢様は荒れ狂い、一緒になるはずだった番頭は全てを諦めて別の店に再就職。 向こうで重宝され、あっという間に違う縁談が持ち上がる。 自棄のヤンパチでくだらない男と同棲を始めたお鹿は金儲けに使われ、元番頭の祝言の日に自ら入水する。 此処までが(構成は大分違うが)原作どおり、これに東吾のもう一人の幼馴染・七重が登場、「江戸の子守唄」のエピソードが加わる。 彼女は兄嫁の妹で、長女が子をなさないことを非常に気にしている父は、次女を東吾の嫁にして子供を、心に決めている。 彼の中では二人は許婚なんだろうが、周囲はそりゃ無理だろと思っていて、でも言えなくて、そして当の七重は……。 髪結いの平吉というオリジナルキャラが登場。 昔はぐれていたらしいが、今はすっかり落ち着いて江戸一番の売れっ子。 彼は娘っこの入水自殺を見てそれを救いに大川に飛び込み、親身になって世話をする。 原作では身を持ち崩し不幸なままに死んだお鹿、髪結いの修行をし、父とも仲直り。 結局そのまま嫁入りし、父は養子を取って後を継がせた。 どん底まで落ちても再起できるとは、時代は変わった。 確かに「何もかも捨ててその人の元にいけばうまくいったかもしれないのに」というのはちと無責任だと原作を読んだときも思ったわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月22日 06時31分31秒
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