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女房が読み終わったので、読んでみた。
現実に或る高校で実施されている80kmウオーキングを舞台にしたノンフィクション青春物語です。 夜を徹して歩くという舞台を借りて、高校生の青春模様を描いたお話で面白く読みました。 著者恩田さんの筆力、感性に感心しましたよ。 2ケ月前に恩田さんの「ミツバチと遠雷」を読んで、この人は音楽の専門家かと思ったものです。「夜のピクニック」はその種の専門知識は必要としませんが、主人公の融と貴子の設定とか、彼らを取り巻く友人の性格描写とか、細かな人物設定を盛り込んだストーリー展開の腕前はたいしたものです。 それと、80歳になる自分の高校時代を振り返って、私の青春に「夜のピクニック」の登場人物たちのような恋愛感情や感性があったかなあと振り返ると、残念だけれど、そんなヴィヴィッドな青春の想い出はありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.03.27 10:12:40
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