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テーマ:子どもとの毎日(637)
カテゴリ:つれづれ日記
※冷静な気持ちで書くことができなかったため、気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。ご容赦ください。 先日、小林麻央さんがなくなったことに対し、テレビやネット上で様々な反応がありました。 小さい子供を残してなくなった無念、それでも前向きに最期の時まで頑張った彼女の覚悟と決意の強さ、愛情の深さに多くの人が心打たれました。 けれども、もっと身近にたくさんの小林麻央さんがいることを忘れないでほしいと思います。 最近、妹の知り合いが癌でなくなりました。 幼児ではないもののまだ成人しない子ども3人を女手一つで育てているお母さんでした。 実家のご両親も亡くなったり、あてには出来ない状態で、経済的にも精神的にもぎりぎりの状態での子育てだったと思います。 母子家庭で実家も頼れず、経済的にも時間的にも全く余裕がなければ、子どもを医者に連れて行くことはあっても、自分の体調管理は後回しになり健診を受ける暇もなかっただろうということは想像に難くないです。 でも、そういう片親で頑張っているお母さんたちを本当に思いやってくれる世間になっているでしょうか。私には全くそういうふうには思えません。確かに、行政からの手当や各種料金の減額等の支援はありますが、片親にとってお金と同じくらい大変なのが「時間」の工面ではないかと思います。こればかりはどんな人にも1日24時間しかありません。 学校も親に仕事を休ませ、PTA、授業参観だのなんだのかんだのと最近は行事が多すぎる。普通に両親そろっていて近くに実家があっても大変だと思うのに、そうでない親はどんなに大変か。学校の先生は想像することがあるだろうか。そういうところで何度も仕事を休ませることが、母親が病院に行くために使う年休を奪っているとは感じないだろうか。だとしたらあまりにも浮世離れしすぎだと思う。 先日、日経新聞にとある大学の先生が、今の子供が抱える問題を解決するには福祉の視点からのアプローチが不可欠で、それが今の学校の先生には欠けている。資格を取る段階で福祉科目を必修にしてほしいとの投稿があった。全くその通りだと思う。今の学校の先生は自分たちで解決できなくなると、虐待だのなんだのとかこつけて、福祉行政やソーシャルワーカーに丸投げしようとする傾向にある。自分たちは揉め事には関わりたくないから面倒なことは外注します的な。それに引き換え保育所の先生方のそうした面のスキルの高さはさすがとしか言いようがない。命を預かっている責任感と覚悟は凄い。もううちの子どもは卒園して久しいですが、思い返してもすごいところだとしか言いようがありません。何故か学校にはこういう素直な感謝の気持ちが湧いてこないんです。すご~~~く、うちの不肖の子どもたちがお世話になっているのはわかるんだが。福祉を教育の下だと思ってみないことだな。今の時代は教育側が福祉に学ばないといけない時代なのかもしれませんね。 話を元に戻すと、妹の知り合いと小林麻央は同じように癌で亡くなりました。しかし片方は賞賛され、片方は人知れず亡くなっていくだけ。私自身は全く交流のない方でしたが、あまりの違いに哀れすぎて涙せずにはいられませんでした。 ブログで発信していなくても、名もなき市民でも、生活が苦しくても母親ならば最期まで子どものためにと自分の体を犠牲にしても頑張ったのだと。われわれの身近にも小林麻央はたくさんいるということを忘れないでほしい。気づいてほしいと思います。そしてそういう悲しいことが起きないようにするために我々にできることはなにか考えてほしいと思います。片親であればまして子どもにとってはかけがえのない唯一の存在。そういう片親の方が、健康で子どもが成人するまできちんと育て上げることができるよう見守ることができる、支えることができるような世の中であってほしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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