テーマ:今日のワイン(6013)
カテゴリ:ブルゴーニュ・NSG
昨日は下の子の誕生日でした。
前の職場のときは、この時期になると容赦なく忘年会の予定が入ってくることが多く、誕生日当日に早く帰ってやれないことも少なくありませんでしたが、今の職場は夜のつきあいはほとんどなく、あっても融通が利くので、この日も19時に帰宅することができました。 といっても、肝心な晩飯がカレーライスだったことと、月曜日であること、食後にバースデーケーキというイベントが控えていることなど、のんびりじっくりとワインを楽しめるシチュエーションではなかったので、ワインはリーズナブルな銘柄にしました。 ![]() 下の子の生まれ年のこのユドロノエラ。今年のはじめに、かわばたさんのセールで安く買ったものです。価格は1級でありながら5千円しませんでした。 、 キャップシールをはがすと、コルクの上にうっすらと青カビが茂っています。 コルクからは脇にくっきりと液モレした跡が‥。 というか、このコルク、著名な作り手の1級銘柄とは思えないほど短くてチープ。 う~ん、ヤバそうだなぁと思いながらコワゴワ注いでみましたが、とりあえず明確に劣化している、ということはありませんでした。 かなりオレンジが混じったガーネットの色調。 香りは大人しく、あまり立ち上ってきませんが、じっくり待っていると、カシスやブラックチェリーのリキュール的な果実、オレンジピール、ダージリン、コーヒー、それに少し干草や乾燥イチジクなどが感じられるようになります。 飲んでみると、干草のような枯れたニュアンスをアタックに感じるものの、中盤はグリップのある甘い果実味が広がり、心地よい気分にさせてくれます。酒質は透明感があって、酸もしっかりしており、このVTにありがちなユルさや焦げたようなフレーバーは感じられません。 飲み始めは大丈夫かなぁと思いましたが、結果的にはそれなりに楽しむことができました。特に集中力のある甘い果実味が印象的でした。 難を言えば、03年の1級にしては、やや熟成が進みすぎているのではないかということが挙げられますが、これは冒頭に書いたような噴きこぼれの影響があるかもしれません。それになんといっても、コルクの品質は問題ですね。最近は改善されているんでしょうか? アランユドロノエラ、いい生産者だと思いますが、透明感やミネラル感を楽しむためには、コンディションに気を配った流通経路のボトルを探したいところです。 ★楽天でユドロノエラを検索。★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年01月22日 21時38分23秒
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