テーマ:今日のワイン(6013)
カテゴリ:ブルゴーニュ・NSG
![]() 06年までラシーヌが入れていて、いわゆる「新ブルゴーニュ」ともてはやされた作り手です。 最近はあまり見かけませんが、私自身、今まで飲んだところでは好印象を抱いています。 このボトルはずっと寺田倉庫に入れていて、先日引き取ってきたばかりのもの。 抜栓すると、コルクが上まで全くしみていないのに驚かされます。さすがラシーヌさんですね。 加えて寺田倉庫の温度管理がきちんとしていることも実証されました(笑)。 ![]() というわけで、期待をこめてグラスに注いだのですが…。 う~む、香りが馬小屋系です。 いわゆる厩系の臭いって、なにが原因なのかと長年疑問に思っていました。 いろいろ聞いて回ったり調べてみた結論としては、香りというのはさまざまな要素のハーモニーであり、異臭が新たに付け加わったのではなく、香りのバランスが崩れた結果、この手の臭いが強調されてしまうのであろうということ。 でもって、香りのバランスが崩れる原因としては、ひとつにはコンディション不良により健全なアロマがスポイルされてしまっているケースがありますが、もうひとつは醸造段階での雑菌混入などがあるのでしょう。 今回のボトルは、稀に見るような良好なコルクからもわかるように、コンディション不良とは考えずらいものがあります。そうなるとやはりなにがしかの菌が悪さしている、ということなんでしょうね。 味わいはいたって健全。やや土っぽさが強調されすぎているキライはありますが、酸はなめらか、タンニンもよくなじんで 熟成の初期段階の飲み頃といったところでしょう。いいワインだと思いますが、今回のボトルは香りが返す返す残念でした。 ★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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