テーマ:ワイン大好き!(30758)
カテゴリ:ワインコラム2(話飲徒然草拾遺集)
うきうきさんのシャンパーニュ福袋が送られてきました。この中身については追って報告するとして、たまたま昔(2010年)YOLに同タイトルで書いたコラムがあったので再掲しておきます。
楽天ショップの「福袋」に一喜一憂。 やや時期を逸した感もありますが、今回は正月に楽天のショップで購入した「福袋」について書きたいと思います。正月の福袋といえば、毎年テレビのニュースで、百貨店の一流ブランドの福袋を求めて並ぶ長蛇の列が報じられますが、ネットのワインショップで売られている福袋については、どの程度お得なものなのでしょうか? 今回は「価格は1万円程度」「ジャンルはブルゴーニュ(できれば村名以上)」という条件で探して、楽天の3件のショップから購入してみました。 1.S酒店 ~原価割れの大判振る舞い♪福袋2010(ブルゴーニュ編) ~約15000円分のワインを詰めてお届け! ~内容は「お任せ」して頂きますが、店主お気に入りの新ブルゴーニュ生産者のワインが入ります。基本的に3~4本でのお届けとなります。(※原文に一部手を加えています。) <送られてきた中身> *オーコートドニュイ2005(フランソワ・ゲルベ) *シャンボールミュジニー・レ・ザテ2007(ジャン・タルディ) *サントーバン・アンレミィ2002(ドミニク・ドゥラン) 輸入元希望価格を足し上げると、公約どおり16500円となり、消費税込み10500円の福袋としてはまあお得に見えます。ただし、ネット上の実勢価格比べると、概ね2割引程度といったところではないかと思います。 私の場合、銘柄がオープンだったらまず購入していないラインアップですが、見方を変えて「1万円で店主のオススメを見繕ってもらった」と割り切れば、これはこれで「有り」といえます。いずれも私にはあまり馴染みのない生産者なので、ここはひとつ新しい出会いを期待したいと思います。 2.K酒店~信じる人は得をする!!1万円2010福袋!! ~備考欄に「こんなの欲しいな~!」の希望をお書き下さい。銘柄名ではなく産地やワインのスタイルなどがありがたいです。 (※原文に一部手を加えています。) ということで、私は「ブルゴーニュの赤の村名クラス2~3本希望」と書いてみました。 <送られてきた中身> *ロベール・シュルグのヴォーヌロマネV.V2006 *マルク・ロワのジュブレイシャンベルタンV.V2006。 同じショップの売価(購入当時)はそれぞれ、シュルグ7140円、マルク・ロワ7875円、合計15010円ということで、3割引という計算になります。楽天で検索すると、もっと安く売っている店もありますが、平均的な市場価格と比べる限りは、なかなか頑張った福袋といえるのではないでしょうか。 もっとも、個人的には、この2銘柄、そもそもの設定価格にやや割高感があるような気がするので、あまり安く買えた、という実感が湧かないのですが。 3.A酒店~ワイン担当暴走!(笑)店長号泣のグランヴァン福袋《ブルゴーニュ赤》 ~なんと!当店通常価格21000円のグランヴァンが、送料込みで1万円! ~誰もが知ってるあのドメーヌの手による、憧れの超!人気一級畑“レ????ズ”。(※原文に一部手を加えています。) <送られてきた中身> *ジョゼフ・ドルーアンのシャンボールミュジニー・レザムルーズ2000 ヒントからてっきりグロフィエだとばかり思い込んでいたので、箱を開けたときにはややズッコケましたが、もちろんこれはこれでOK。ドルーアンのアムルーズといえば、定評ある自社畑銘柄ですから。雪印乳業のインポーターラベルが懐かしいです。 楽天に同一銘柄はありませんでしたが、現在流通している04や06年にはおおむね25000~30000円近くのプライスがついています。2000年のリリース当時はもっと安かったものですが、最近の相場の値上がりや、10年近い保管コストを考えれば、10500円というプライスは破格といってよいでしょう。 ただ、このボトル、心配な面もあります。おそらく長期滞留在庫と推測されるので、私の手元に来るまでの管理状態がどうだったか。それにより、満足度は大きく異なりそうな気がします。もちろん、そういったリスクも踏まえた上で注文したのですけどね。 ‥とまあ、長蛇の列ができる有名ブランド福袋のように「1万円で5万円分」などというわけにはいきませんが、どの福袋も市価に比べれば2~3割引と、それなりの割安感は感じられるものでした。最終的にそれをお得と感じるかどうかは、希望の銘柄や好みの銘柄が含まれているかどうかでしょうね。来年はもう少し高額の福袋にトライしてみようと思います。‥なんて、今からこんなことを書いていたらそれこそ鬼に笑われますが。 <後日談> 振り返ってみると、このS酒店の福袋がフランソワ・ゲルベ(ジェルベ)との実質的な出会いでした。K酒店の福袋についても、これがきっかけでマルク・ロワが贔屓の生産者になりました。新しい出会いをもたらしたという意味で、このときの福袋は大いに意義があるものでした。 もうひとつのA酒店さんは、すでに楽天からは撤退してしまいました。このときのアムルーズはまだ飲んでおらず、セラーに入ったままです(笑)。ここ数年はもっぱらうきうきさんの福袋ばかり購入しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年01月24日 13時35分42秒
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