カテゴリ:ブルゴーニュ・裾モノイッキ飲み!
![]() 我が家の定点観測銘柄のひとつ、ディゴワーヌ。11VTはリリース当初にフォルチュヌとかメルキュレとかを飲みました、正直あまり良い印象を受けませんでした。数年を経て、どんな感じになっているかと思いまして。 キャップシールをはがしてみると、、これはいけません。青カビが繁茂しています。保存環境は完璧だったはずなんですが、どうやらコルクの状態が良くなかったようですね。抜栓したコルクは痩せていて全面に亘って盛大に染みだした跡がありました。 若干不安を覚えつつグラスに注ぐと、色調はやや重たいルビー。香りは少しジャミーな赤系果実のトップノーズ、まわすとスパイス類や紅茶、それに下草的な香りが出てきます。良い香りですが、それほど複雑な芳香というわけではありません。 飲んでみると、噴いた影響もあってか、最初の一杯は果実味がベタッとして、酸がピリピリしており、苦味とエグ味が強めに感じられましたが、それらは飲み進むうちに次第に落ち着き、バランスも向上して、終わってみれば晩酌時の食中酒の役割を過不足なく果たしてくれました。もっとも数年の熟成で劇的に良くなっているということもなく、淡々と年月を経た印象ではありましたが。ヴィレーヌのワインって、名前が一人歩きしてますが、あくまで食事の脇役としての控えめな立ち位置がふさわしいよなぁと改めて思いました。 ★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年02月03日 22時41分05秒
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