テーマ:今日のワイン(6013)
カテゴリ:ブルゴーニュ・ヴォーヌロマネ・ヴジョ
![]() 大型台風接近で雨つづきの週末。手持ち無沙汰もあって、少しよいボトルを開けてみることにしました。2006年のデュジャックの1級、そろそろ飲み頃に達しているのではないかとも期待つつ。 キャップシールは回りませんが、抜いたコルクの状態は非常に良好。底面からほとんど染み出していません。 木村硝子29オンスのグラスに注ぎます。色調は濃い目ながら、かなりハッキリとエッジにオレンジが見て取れます。香りはトップノーズからホワッとシナモンのようなニュアンスが感じられ、グラスを回すと、さらに赤と黒の中間系果実、花束、さまざまなスパイス類などが渾然一体となった芳香が立ち上ります。なにより香りの出方が散漫になったりドロンとした感じになっておらず、集中力をキープしているところが素晴らしい。ボトルの状態のよさをうかがわせる香りです。 飲んでみると、思いのほか甘く外向的な果実味のアタック。酸は不足してはいませんが、エッジが丸く、大人しめに感じられます。タンニンは滑らかで、絹のようなテクスチャー。フィニッシュも調和を乱すことなく、長めの余韻に繋がります。 いや、このボトルは「当たり」ですわ。 2000年代になってから、なかなか感動するようなデュジャックに出会うことができず、いつのまにか追いかけなくなっていました。このボトルも、90年代のジャック・セイス時代の味筋とは異なるように思いますが、いつまでも過去の追憶と憧憬にとらわれている場合ではないなぁと思わせるだけの説得力がありましたし、今後(フーリエの代わりに(笑))また毎年何アイテムか買ってみようかという気にさせてくれる、そんなインパクトのある一本でした。 ★★★★☆ p.s.調子に乗ってボトル2/3程度、早めのペースで飲んだら、夜中に酷い頭痛と吐き気に襲われてマイりました。もはやこの程度の酒量しか飲めなくなったんだなぁと寄る年波を感じさせられました。 楽天でデュジャックを検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年10月24日 08時43分29秒
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