カテゴリ:ロワール・アルザス・ローヌ
![]() 子供が虫垂炎になって、結婚記念日当日にワインを開けることができませんでしたので、翌週の金曜日に開けることにしました。ちょうど仕事でも、ひと区切りとなる会議が終了したところでした。 このダンピュイは、ウメムラさんで2本購入したうちの1本。輸入元はラックさん。抜栓してみると、ギガルらしい、非常に高質感のあるコルクですが、若干横の方まで染み出した痕跡があるようです。ただ、温度変化というよりはコルクが痩せてきて滲み出たような、そんな感じです。 グラスはリーデルのボルドーグラスにしました。色調は濃厚なガーネットで、エッジはオレンジ色になっています。香りはブラックベリーやブラックチェリーのコンポート、深煎りのコーヒー、ビターチョコ、ユーカリ 味わいは、見た目からん感じるよりもずっと「軽やか」。液体が薄いというのではなく、むしろ濃すぎるほど濃いのですが、タンニンがシルキーで、スルリと喉を通るのです。酸は伸びやかで張りがあり、フィニッシュにはスモーキーな渋みがボワッと口の中に広がります。これはいいワインだなぁと改めて感心しました。これを飲んだあとだと、先日のCH.ピュイゲローのタンニンは、獰猛で粗野なものに感じられてしまいます。まあ価格のレンジが全く異なるので、比べるのは酷というものですが。 それにしても98ギガル、24年が経過しているのに、まだまだ力強く若々しいぐらいなことに驚かされます。私たちも老け込んでいる場合ではないですね。 ★★★★☆ 翌日以降:小瓶に分けて3日かけて飲みました。98年のオールドVTということもあり、さすがに初日の官能性やフィネスは失われていましたが、それでも3日目までそれなりに美味しく飲めました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年04月27日 19時54分11秒
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