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テーマ:旅行業界ってどんな所?(266)
カテゴリ:中国添乗レポート
夕べ20:30に洛陽をでた190列車は、朝10:18、この日の気温32度、快晴の北京に到着。
北京、ここに来ると、やっぱり自分はアジア人だとDNA奥深くに刻まれた何か懐かしいような感覚に襲われます。北京を色にすると、渋いこげ茶とグレーのマーブル模様で、突然深紅が現れたりするような所です。 すでに列車内で朝食を取り、駅に降り立ち北京のローカルガイドさんと合流します。そして天壇公園へ。皆様、そうとうお疲れの模様... このようにお年を召した方の多いツアーでは、ホテルできっちりとした眠りを取れなかった翌日というのは注意が必要です。しかし、S氏だけは元気まんまん... ランチを取ったレストランで私達のところへ、「まずい」とクレームをつけてきたのです。このときは全部で19品で、決してまずいものではありませんでした。 しかも、おいしくお食事をしているお客様の前で「まずい」と容赦なく連発するので、少し困りものです。まぁ、疲れて機嫌が悪かったのでしょう。 食事の後は友諠商店でお買い物。そのあと、皆様お疲れなのでホテルにチェックインです。きょうのホテルは北京友誼賓館。夕方4時に入り、5時半には夕食に向かう為にロビーに集合してもらうのですが、この時もう夕食はいらないのでホテルで休みたいとおっしゃる方が2組。 夕食のレストラン前門飯店へ向かいますが、ここでもS氏は「なんだか、飯がだめだよね、このツアーは...ブツブツ...」と文句をしきりにばら撒いています。 食事が終わったところで、Fさんに軽い心臓発作です。 病院へ行きましょうと言うと「これくらのことはいつもだから全然平気だ」と全く動揺していませんが、私もKさんも大いに動揺しました。 食事のあとは京劇を観ます。相談してFさんは戻ったほうが良いだろうということで、Kさんと一緒にTAXIでホテルへ戻ります。 京劇ですが、舞台脇に字幕のようなものが出ますが、「あ~あ~あ~」しかわかりませんでした。終わって出てくると皆さんそうおっしゃっています。 このあと、自由市場を少し見学、車窓から北海公園を見学してホテルへ。 さすがに、私も疲れました。今晩は水周りの良いホテルです。次の日はバスでの観光だけでエアーの移動も列車の移動もありません。ゆっくり休ませてもらいます。お休みなさい。 と、ぐっすり寝る筈だったのですが、早朝S氏からの電話で起こされました。 「もう起きちゃったから、モーニングコールはいらないよ」 「ハァ...ハイ」と寝ぼけて時計を見るとまだ5時前。一体全体、どうしてこんなに元気なのでしょう?私はあのS氏のいつも持ち歩いている黒いショルダーバッグの中に何かとてつもないスタミナドリンクが入っているのでは?とさえ思いました。 モーニングコールがいらないなら、構わずそのままにして出かければいいのです。でもまぁ、せっかくいただいたモーニングコールに応答しないのは失礼かと、S氏なりに気を使ったのでしょう。仕方ないです。(と無理やり自分に思いこませます) さて、気を取り直して朝食です。ご年配の方の多いツアーでは、初めてのホテルでは一応ロビーに集合していただいて、皆さんでダイニングに行くのですが、何故かS氏は現れません。 皆さんをご案内したあと、再びペンギンだけロビーに戻りましたがずーっと待ってもS氏が来ないのです。もしやと、ダイニングに向かうと、いつの間にか皆のテーブルに混じってお食事の最中でした。 はぁー、仕方ないです。こういう方はツアー3本出れば、必ず1名ぐらいはいますから... どうやら、北海公園に散策に出てきたらしく、しきりに話を聞かせてくれるのですが、正直6割くらいしか頭に入ってきません。眠いのです。 そして、皆さん相当お疲れの色がみえます。 その席でS氏は、また食事がまずいねまずいねの連発... ついには、この先、手配してあるすべての食事のレベルを上げるようにと私とKさんに言ってきたのでした!orz... こんなお茶はいかが? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.14 17:14:03
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