タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

タコ社長、人生の基本姿勢は「去るものは追わず、来るものは拒まず」ではあるが、こと女性に関しては、「去るものしか追わず」というような懲りを知らない時期があった。

大学時代の交際相手Ｓなどはその典型で、自分のしつこさを額縁にいれて神棚に飾り毎日拝みたくなるような日々だった。

「あなたのことをギンギラギンに好きじゃないの。」
「結婚なんて、人生の最後にすればいいの。」
「あなたには、似合った人がいる筈よ。」
「私、こう見えても面食いなの。」

こんな言葉を聞くと、必要以上に燃え盛ってしまったものだ。

しかし、時間は人生の特効薬、ほとんど全ての「しつこさ」を中性へと導いてくれたので実に有難い。

一体全体、こんな年になってまでしつこさを保持していれば寝つきも悪くなるというもの。今は、酢の物に水をかけて食べるようなさっぱりとした人生を志向している所以である。





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