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テーマ:恋愛について(2606)
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「同伴喫茶には行ったことがない。」と言ったら嘘になるだろうか。なるだろうな。
若い方々には、1人とか3人とかで行っちゃいけない「同伴喫茶」、というもの自体を知らない方も多いだろう。それはちょうど私が「テレクラ」とか「キャバクラ」といったものの実態を知らないことの裏返しかも知れないが。知らないことを自慢している訳ではないので誤解のないように。私は昔から、自慢と我慢は苦手な方だ。 最初に「同伴喫茶」に行ったのは、というより行きかけたのは高校1年のとき。ませていたと言えばそう言えなくもない。大きく生んでもらった親に感謝しながら階段を上っていった。だいたい「同伴席」は喫茶店の最上階にあった。ところが、ドキドキの下心を見破られて、一緒に行った栃木出身で3つ年上のお針子さんに引き戻されてしまった。後に、この女性から肉食をしていると獰猛になるのでと「菜食主義者」の本が送られてきた。それ以来、会っていない。因みに、今は菜食主義に近くなっているが手遅れであった。 二度目に行ったのは、大学入学直後の19歳の春。一つ年上の松田早苗さんといったが、結婚も考えたほどの相手だった。2ヶ月後に彼女は蒸発してしまった。そんな訳で、「同伴喫茶」には淡い思い出は一つもない。因みに、いつごろこの喫茶店の形態はなくなったのだろうか。時間ができたら研究課題してみたいもんだ。 「カフェがなければ恋は生まれない。」 ボーヴォワールは言ったそうだ。私が、こういうキザなことを言っても歯が浮いてしまいそうになるが、ボーヴォワールが言うと、実存主義的に響いてくるので羨ましい。 「同伴喫茶」では恋は語れないだろうが、カフェという言葉に後押しされて、そこでは恋が雨後の竹の子状態で発生し続けるのだろう。 確かに、喫茶店は私にとっても、泣いたり吠えたりも含めて、恋ごっこの場の大様だった。大学時代、惚れた弱みで、池袋のガーネットの2階で2時間もある女性を待っていたことがある。交際していたが、あるときから袖にされ始めていた。 「あら、まだいたの?」 約束の時間に2時間遅れて、この言葉。「ぶってぶって」のマゾ度全開、女王様! メルボルンには本当に素敵なカフェが多い。しかし、還暦過ぎてくると、カフェに何時間いても恋が生まれるような状況にはならい。大河の流れのような、本当に静かな時代に入ってきているのだろうか。 今日は、在宅勤務として、血液検査、風邪の治療、そして、前立腺のウルトラサウンドにいってきた。 毎回、果敢にこの緑の箱をクリックよろしくお願いいたします。 タコ社長の本業・オーストラリア留学 タコのツイッター Twitterブログパーツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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