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タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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タコ社長1952

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2013年12月30日
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カテゴリ:タコ生徒・学生期
「海岸線の絶壁で景色のいいところがあるの。行ってみない?」
ドナが私を誘った。顔全体の三分の一もあるような大きな目をしたおとなしいドナと知り合った。まだ18歳だが既に怪しい色気を漂わせている。1974年6月から8月にかけて、私は生れて初めての海外旅行でアメリカに来ていた。私は22歳になっていた。縁あって、帰国するまでの数日をカリフォルニアのサンタバーバラにあるドナの家族の家に投宿することになっていた。
 免許取りたての彼女の運転でドライブとなった。前年のオイルショックで、ホンダの小型車がアメリカで売れていた。ドナの車は、日本ではあっち系の人しか乗らないようなバカでかいフォードで、高速道路でホンダの車に出会うとその余りの小ささにビックリして、思わず二人で笑ってしまった。それにしてもすごい馬力だった。
 崖の淵に二人で座りながら太平洋を見つめていた。この海の向こうには、50代前半の東村山の両親が待つ日本がある、なんてことはこういう時には絶対に思わない。ドナが私のスニーカーの紐と戯れている。何かのサインだろうか、単なる癖なのだろうか。明後日はもう帰国しなくてはならない中で、今二人でここにいることが世界からまったく隔離されたように大きく浮いていた。何も起こらないような、しかしなんでも可能なように思える時が流れる。胸は高鳴るばかりで、その動悸が周りの人にも聞こえそうで抑えようがない。下を向いているドナにゆっくりと近づいた。
 ドナのうっすらとピンク色の頬に触れようとする瞬間だった。良く見ると、彼女の顔中の金髪の小さいウブ毛が太陽に照らされて燦々と輝いている。やはり金髪は光に映えて夏に相応しい。こういうときにはスペイン娘の濃いめのウブ毛は似合わない。金髪は得だな、という思いが過る。一体なんでこんな時に、、、。このウブ毛がしっかりと成長したとしても、よほど接近しないと目立たない。足でもどこでもそうなのだ。こういう発見は思いもしなかったときにやってくるもので抗しがたい。

こうして紺碧の海に輝きたなびくドナの金髪のウブ毛を、ただただ厭きることなく眺め続けていたいと思ったのだが、、、

毎回、果敢にこの緑の箱をクリックよろしくお願いいたします。
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タコ社長の本業・オーストラリア留学

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Last updated  2013年12月30日 18時09分22秒
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