|
カテゴリ:清水フィルハーモニー
今度の清水フィルの演奏で一番難儀なのが、ラヴェルのラ・ヴァルスです。この曲、オーケストラの魔術師?が作っただけあって、凝ったオーケストレーション(管弦楽法)のオンパレード。バスも例外ではありません。「展覧会の絵」ならアマチュアでもそれなりに演奏機会もあります(過去3回)が、この曲は珍しい。。一応メモとして奏法案を書いていますが、もし間違い等あれば読者諸氏に教えて頂きたい次第です。
以下は母校のバス弾きメーリングリストに投げた質問を改変したものです。 ---------------------- 1)全般:開放弦から2オクターブ上がるグリッサンドの行き先ですが、チューニングの位置(手前弦長1/4)と先の方(駒より弦長1/4)のどちらでも演奏可能。急ぐときは手前、標準は見た目の効果も考えて駒よりで演りたい。 2)ヘ音記号の5線中のEから上に抜けたEオクターブのグリッサンド(ex:練習番号12の2小節前)は、E線で演る、A線で演る(どちらもフラジオ終わり)どちらでも可能。E線で弾くには、1)と終わりは同じ位置で、スタートが弦の中央からになるだけ。安全をとるならA線を押さえて始めて、駒そば1/3で終わる方が確実に音が出るのですが。。オケに行って相談かな。 3)練習番号39~40の上パート、sur DのF(ナチュラル)を軽く押さえる指示があるフラジオ音は、CDの音を聴く限りでは実音Aかな。実はこういう音は駒そば側のツボで弾いた方が確実に「あたる」のだけど、指揮者によってはこの、「駒そばに同音がある」ことをご存じないせいか、ダメ出しされることがあり、エキストラの身としてはちょっとリスキー。とりあえずは勝負をかけて手元で弾くのにトライ。 4)練習番号85の音量炸裂グリッサンドは、G線で上がり下がりしかないかな。。。D線でフラジオ行き先で上がり下がりもできるけど、何せ音量最大のところなので、ここは苦しくともG線のような気はしますが。 ----------------------------------------------- ラベルはワーグナーなんかと違って、「弾ける」ように書いているだけに逆に弾けないと立場がない。。ううう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.13 16:58:47
コメント(0) | コメントを書く
[清水フィルハーモニー] カテゴリの最新記事
|