コントラバスアンサンブルびわバス団 ライブ in 守山 Part.VIII (出演報告:2018/9/8)
今年はできるのか・・と一抹の不安があったびわばす団ライブですが、7月に開催決定、8月練習で本番、とドタバタで駆け抜けました。とはいえ、新しい演奏場所、新メンバーの加入、ゲストの招聘と色々新しい試みもできて、これまで以上に盛り上がったライブとなりました。《コントラバスアンサンブルびわバス団 ライブ in 守山 Part.VIII》日時2018年9月8日(土)場所守山駅前「チカ守山」パブリックスペースゲストコントラバス奏者南 江莉伽曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (-)・箱根八里(文部省唱歌)(4th)・虫のこえ~村祭り(文部省唱歌)(-)・朧月夜(文部省唱歌)(3rd)・暴れん坊将軍のテーマ (2nd)・赤穂浪士(NHK大河ドラマ)(1st)・必殺!オープニング曲 (1st)・プチ・スケルツォ(グノー作曲)(2nd)・パッヘルベルのカノン (-)・5つのタンゴ(ピアソラ) 1.J'attends(さよならもいわずに) (-) 2.La Misma Pena (1st) 3.Saint Louis en L'Ile (1st) 4.Guardia Nueva (1st) 5.Adios Nonino(さよなら、父さん) (-)・六甲おろし(アンコール)(2nd)・琵琶湖就航歌(アンコール)(3rd)演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用演奏場所は、これまでの「守山市駅前総合案内所」のあるビルの隣のビル(セルバ守山)の地下、「チカ守山」のパブリックスペースでした。総合案内所の空調が(今年の猛暑のせいか)故障してしまい、そのためにイベントを急遽チカ守山に移動させたようなのですが、このパブリックスペース、普段はテーブルと椅子が並んでいて、学校帰りの生徒さんたちが息抜きや勉強してたりするんですが、実はステージ状の区画となっていて、通路を挟んだ反対側を客席にできる、という優れものの設計なのです。サイズ等は写真でご覧いただくのが一番ですが、響きも良くて、アンサンブルにぴったりでした。これで後ろの区画にある「キッズプレイランド」の阿鼻叫・・もとい、歓声が聞こえなければ最高なのですが、それはそれで開放感あって良い感じでした。(今年もステキなポスターを案内所さんが作ってくださいました!)ライブの日程が決まったのが7月と準備期間がほとんどなかったこと、場所が変わって駅からの動線から少し外れたことからやや心配していました(そのために、プログラムの部数も20部まで減らしちゃいました)が、いざふたを開けてみると、スペシャルゲスト効果のおかげか、いつもと変わらないくらいのお客様が集まってくださいました。約30名くらいでしょうか。感謝です。特に今年は今まで飛び入りで弾いていただけだった後半枠で、「ビアばす団」なるニューグループが参加してくれました。実態は、東京と北陸から集まった3名が事前に演奏曲目も決めて譜読みしておいたもので、当日ゲストの南さん(こちらも名古屋から)交えての4人で30分弱のリハーサルをして本番に臨まれました。譜読みしていただけあって、びわバス団も真っ青の出来映え。このハイレベルな演奏は、こちらで見ることができます。(リハーサル時の様子。ステージサイズがわかります)そしてもう一つうれしかったのは、若いメンバーや知り合いの方々がお越しくださったこと。以前にびわバス団のH氏と私で、守山南中の吹奏楽部の弦バス指導にお邪魔したときの生徒さんが見に来てくださってたり、昨年エキストラでお邪魔した大阪工大のオケのメンバー(残念ながらコントラバスのメンバーは卒業し、今回はVnとVcの方が来てくれてました)が来てくれていたり、と京都大阪からは若干不便な守山まで見に来てくださって恐縮でした。また、嫁のバンド仲間でライブ好きのTさんも仕事の合間を縫って駆けつけてくださり、ライブファンのノリで客席を盛り上げてくださいました。ありがたかったです。Kさん所属オーケストラの若手メンバーY氏が、楽器と楽譜もって訪ねてきてくれたのにも感激しました。しっかりその楽譜、演奏しました。(下記リンク)https://youtu.be/eLOqAFBPpCsステージは横に10m以上あり、かなりの余裕でした。いつも演奏させてもらっている総合案内所の2Fよりは、明らかに広いですし、天井が高いので楽器移動時も安心の開放感です。結局並べたコントラバスは9本。団員の6本に、南氏、ビアばす団ご持参のもの、そしてY氏持参のもので最後は全員合奏でアヴェ・ヴェルム・コルプスを演奏できました。今回のメンバーは6人。リーダの山田氏、久々復帰の橋場氏、3曲のアレンジ対応いただいた加納氏というここ数年安定のメンバーに、初参加の小坂夫妻をお迎えしての構成です。小坂夫妻はこれまでもびわバス団のライブに何度か足を運んで下さっていたのですが、奥様が本格的に演奏活動を再開されたのに伴い、ついに弾く側に回って下さいました。そしてリハーサルの都合がつかなかった桂氏も当日のスタッフで色々と助けて下さいました。そして今回初の試みとして、ゲスト奏者をお招きしました。去る1月の東海地区コントラバス親睦演奏会で久しぶりの顔合わせをした南江莉伽嬢に守山での演奏への賛助をお願いしたところ、快諾をいだだき今回の顔合わせとなりました。中高大と音楽関係の学校に行っただけあって、さすがの安定感と譜読みの早さでした。今日の飛び入り団体、「ビアばす団」さんの演奏にも参加していただき、余裕でアンサンブルをこなされていました。(メンバー総出演 暴れん坊将軍の馬の部分再現方法です。動画はこちら)冒頭のネスカフェはびわばす団のオープニングを飾るテーマ音楽なんですが、今回は新メンバー中心で弾いていただきました。そして昭和レトロな前半は、3曲唱歌を演奏。私は4番、降り番、3番。アンサンブルの時はフレンチ弓でチェロスタイルの持ち方(低い椅子に座る)をすることにしているのですが、それで4番のバスラインを弾くと、不思議なことに軽くなってしまう・・同じ楽器を普通にジャーマン弓で弾くと低音域(A線、E線)はそれなりの重みの音が出るのですが。なんでだろう。朧月夜の3番はアルペジオ中心の伴奏で、ポジションと移弦のいい練習になりました。引き続いての昭和レトロ後半は、今回用にAKさんがアレンジしてくれた時代劇3曲。オリジナルのアレンジはベース4~5本での演奏だったのですが、いずれの曲も特徴的な効果音があり、それを再現させるためと、バスアンサンブルの連続で音色が変わらないことへの刺激として、一部パーカッションを導入することにしました。楽器自体はびわこフィルや八幡市民オケ(自オケ)の知人の打楽器奏者からお借りすることができ、さらにはゲストの南嬢がなぜか持っていたおもちゃの鞭まで導入し、以下のような効果音を追加することができました。・赤穂浪士 楽器用ムチ(叩き続け、かつリズムに入れないといけないため、楽器用で)・暴れん坊将軍冒頭の、将軍が馬に乗って駆ける様 コントラバスの側面叩き(馬の蹄) +音程を殺したバルトークpizz(ムチの音) +おもちゃのムチ(空気を裂く音と視覚効果) +ムチ入れのかけ声・必殺! ヴィブラスラップ(「カーッ」という硬質な音を出す楽器。)印象的なところで出てくる音だけに、これが入ったシーンは結構ウケて、「暴れん坊将軍」では演奏後に冒頭部分を最後舞台中央でアンコールするほどでした。(楽器用のムチと、ヴィブラスラップ。上はゲストと持参のムチ)ここから後は、クラシック系中心の出し物。いつも四重奏などの多重奏が中心で、アンケートでも「二重奏等が聞きたい」という声があったので、今回ゲストも迎えたことから南嬢と私でデュエットをすることにしました。曲は紆余曲折あったのですが、結局練習時間がほとんどとれないことから、グノーの「プチ・スケルツォ」になりました。当日のリハーサル時間枠がキツいこともあり、デュエット曲は先乗り前泊の南嬢を襲って、金曜夜にカラオケBOXで合わせておくことにしました。さすがに音大行ってただけあって、合わせるのもほとんど一発でとおることから、色々表情付けとかできて、有意義でした。そして暗いカラオケBOXの中、ということでLEDの譜面ライトが活躍してくれました。その後は私は降り番でしたが、パッヘルベルのカノン。誰か一人でもテンポを伸ばしたり端折ったりすると途端に崩壊の危機を迎えるシビアな曲ですが、みなさん安定の演奏で、無事曲を終えられました。そしてメイン曲の「5つのタンゴ」。初めて八幡オケで1,3曲目をやって以来、1月の東海アンサンブル親睦会でびわばす団として1,3,5曲を演奏(動画はこちら)。そして今回の全曲演奏となりました。ただ、前回の東海親睦会でも終盤でバテたことから、今回はゲスト南嬢と1stを分け合い、1,3,5曲を南さん、2,4曲を滝、と交互で演奏する予定でした。ところが当日のリハーサルで3曲目をいきなり譲られてしまい、結局2,3,4曲を連続演奏することになりました。本番ではやはり4曲目でバテてしまい、ハイトーンを押さえきれなかったり、とかちょっと残念な音を出してしまい反省しています。基礎練習で体力をつけるしか無いですね。(タンゴ演奏風景。動画はこちら)アンコールは、昨年好評を博した「六甲おろし」と定番の「琵琶湖就航歌」。広島ファンの私としては、「それ行けカープ 」をやりたいんですが(笑)。自分でアレンジするしかなさそうです。これらはパートは4部~5部ですが、メンバー全員で演奏しました。その後は親睦モードとなり、まずは「ビアばす団」さんの演奏。曲はコントラバス奏者で作曲もされる塩見さん(作品は今年の吹奏楽コンクール課題曲にも選ばれました)の作品、日本の歌メドレー第3集。一部アンサンブル的にもかみ合わせの難しい曲を、東京、北陸、名古屋から集まったメンバーが(事前に譜面は見ておいたとはいえ)、直前の30分ばかしのリハーサルで見事な演奏を披露されました。びわバス団より上手かったという、もっぱらの評判です・・そしてその後は完全にいつもの余興モード。昨夜の練習時にアンコールとして密かに取っておいた「グリーンスリーブス」を南嬢と私でデュエットしたあとは、同じ曲をびわバス団メンバーの1人が、中学時代にびわバス団の指導を受け、高校卒業以降は楽器を触ってなかったという方を誘ってデュエット。また、楽器と楽譜をもって登場されたY君は当然のごとくその曲を「びわバス」と「ビアばす」の両メンバーが取り囲んで演奏(3重奏でした)。最後は楽器がある限りでの全員合奏で、アヴェ・ヴェルム・コルプスを演奏してお開きとなりました。 例年土曜の夜は自オケの練習があり、撤収後ちょっとメンバーでお茶を飲んで感想戦したら練習場へダッシュ、というパターンなのですが、今回はお誂え向きにすぐ隣にオープンなカフェ(チカカフェ)があったことから、打ち上げは楽器もってそこになだれ込む形でほぼ全員参加となりました。私は後ろ髪引かれる思いでコーヒーのみで次の練習に走りましたが、このカフェにはアルコールもあったのでそれなりに1次会の役割は果たせたようです。けど・・やっぱりベース弾きは日を改めて楽器をおいて宴会、が一番ですね。守山ライブは、きっとあります。今やびわばす団のメイン活動となってますし。そして来年まで・・と思っていたら、なんと約2週間後に同じ守山のレストランでの演奏オファーをいただきました。今回とほぼ同じセットリストで、ディナーのお客様に今日の演奏をお披露目することになりますが・・・いいんだろうか(笑)過去の演奏経歴です(メイン曲のみ)。通算315ステージ目。■ピアソラ:5つのタンゴ ・2017/11 八幡市民オーケストラCbパート 親子コンサート&室内楽の集い(1,3曲)・2018/1 アンサンブル・びわバス団 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会(1,3,5曲)・2018/9 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part VIII (2,4曲)■びわバス団での演奏履歴(通算23ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://music.geocities.jp/biwabassi/profile.html守山ライブは今回を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。