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サロン・ド・ノーチラス

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SARASA日より  balineko2005さん
君に読む物語 ショコラ831さん
2007.09.13
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オープニング・・病室で、初めて「明希・・さん」と呼んで
ビンを拾いにいく今サク・・・

<生きている者への想いは、死者への想いに勝っていくという
その残酷な事実に返せる言葉が僕にはもうない。
亜紀の死と過ごした17年が終わっていく気がした。きっと
流れる血は、いつしか君の記憶さえ、彼方へと運ぶだろう。
僕は、あと何度、君の名を呼ぶんだろう。
あと何度 あんな朝を迎えることが出来るのだろう。
与えられた未来と失われる過去の狭間で君の名を呼ぶ
・ ・・・亜紀・・・>

父と子の会話で記事にしようとメモを片手に見出すと、最初の
ナレーションが、良くて・・長く、引用してしまいましたが、
許してください。(だから、脚本を、本にしてってお願いしたのに)

セリフ、ナレーションだけでも、宝石箱のような話ですよね。

空港で倒れた亜紀を背負い、熱に浮かされるように、搭乗口を
めざすサク・・鬼気迫る、どこをみいているのかわからないサクの
表情(山田くんの、こういう時の微妙な表情というのが、いい)

「二人で空を見に行くんです。どいてください。」

そして、病院のベンチに放心したように座るサク
コーヒーを差し出すサクパパ・・

かぼそい声で
「亜紀は・・・?」
「まだ、大丈夫だ・・」
「そっか」

手から、すり抜け、床に落ちるコーヒー、倒れるサク
唖然とするサクパパ・・・

17才の少年が、あれだけの行動をおこし、そして、亜紀が
倒れた今、緊張から、解かれたのかもしれません。

亜紀の最後については、僕の要望として、心臓マッサージ、
酸素吸入など、延命処置はしないでほしいと思っていました。
そして、サクには、亜紀の死の瞬間に立ち合わせないで・・
亜紀の死に顔を見せないで・・と思っていました。
ドラマはそのとおりになりましたが、逆にそれが、
サクを苦しめることになるとは、その時、おもっても
みませんでした。

視聴者は全てに立会い、廣瀬亜紀さんとは、お別れが出来たと
思っています。一夏の熱い思い出、忘れられない思い出に
なりました。

そして、亜紀の遺言
「ソラ・・・ウルル・・・まいて・・わたし・・・サク・・ちゃん・・・」

微妙にわらったような表情をみせる・・・亜紀・・

現実逃避するサク、苦悩の日々、亜紀のテープを聞きながら、
夢の中に生きるサク

葬儀場で、遺影の写真を亜紀パパに差し出すサクパパ

亜紀パパ「ありがとうございます。」
サクパパ「ああ、こちらこそ使っていただけるなんて・・・
     うちのバカがすいませんでした。」
頭をさげるサクパパ
亜紀パパ「こちらこそ、最後までありがとうございました。」
同じくらいに頭をさげる亜紀パパ、それを見て、さらに深く
頭をさげるサクパパ。

サクが、亜紀を連れ出し、死に至らしめたと考えるサクパパ。
亜紀が、サクを利用し、ウルルへ行こうとしたと考える亜紀パパ。
お互いの子をおもいやり、すまないと感じる二人の父

演出の妙技を感じました。

葬儀にサクを連れて行こうとするサクパパ

「したくしろ・・遅れるぞ。」
「いいよ」
「なにがいいんだ。」

式場の前で

サクパパ「おい、いくぞ」
サク   「いい」 拒絶するサク
手をつかみ連れて行こうとするサクパパ
サク  「いいって、いってんだろ」
父の手をふりきり、逃げ出すサク・・
最後の別れを拒絶するサク 雨の中倒れるサク

亜紀の遺品整理中に、「ソラのうた」をみつけ、初めて涙をぬぐう亜紀パパ
亜紀の遺言を実行しようとし、サクにウルル行きの同行を求める。

僕がこの記事を書こうと思ったのは、次のシーンです。

サクママから、ウルル行き同行の話を聞き

サク 「俺、いい」
サクパパ「何をいまさら、傷ついたふりしてんだ」
サク 「ふり?」
サクパパ「お前がとどめさしたようなもんじゃないか。
     わかっていたんだろ。あ~もう死ぬわって
     わかってて連れ出したんだろう。
     やりたい放題やって、ええ、自分が一番
     かわいそうか。ふっ、悲劇のヒーローは
     おおいばりだな。」
サク 「俺の気持ちなんか・・・」
サクパパ「ほら、亜紀さんのためじゃなくて、
     お前 自分のためだけに泣いているだけじゃないか。」
するどい目つきで、サクパパをにらみつかみかかるサク
サクママ「サク!やめな! やめなって!」
逆転し、庭にサクをたたきだすサクパパ。しかりつけるサクパパ
サクパパ「どうして送ってやること一つ出来ない!エッ!
     どうして死んだ人間の頼み一つ聞いてやれないんだ!
     情けないなあ・・・」

苦しむ息子に、どうしてやればいいのか。葬儀に出席し、送らせようとし、
今、ウルルへ行って送らせてやろうとした父二人・・・
のんきな父さんでも、深いところで、愛情あふれる父さん・・。

父親の愛情を再認識したシーンでした。(高橋さんを見る目が変わった。)
もし、僕がサクパパだったら、あそこまで言えただろうか。それも、
愛情を持って・・深く感動したシーンでした。

そして、17年後の亜紀パパとの再会

亜紀の家の前で、おどおどと立つ今サク(山田くんの演技を踏まえて、
演じてくれました。すばらしい)

サクパパ「まだ、生きていたか。」
ここで、使うのか、あの告知の時の「死んでくれ」そして、病院の
廊下で「まだ、生きていたか」、もう、森下マジックに翻弄される。

サク 「あっ、あのすいません。あの亜紀に・・いや、亜紀さんに
  謝らせてください。・・お・・おれ・・ほね・・・」
サクパパ「昔も言ったと思うが、人に会ったらあいさつしなさい。」
サク 「はあ」

ナイスつっこみ、変わらないなあって思った。このシーン好きですね。
亜紀ママは、こんなパパの一面が好きなのかもしれない。

そして光輝く海の前で手渡される17年前の亜紀からサクへの
誕生祝い・・・「ソラのうた」

10話で、亜紀の作戦がうまくいけば、17年前のサクに渡った
かもしれない。この作戦については、覚悟という言葉で、別に、
記事にします。

やっと、もう一人、亜紀パパとサクのやりとり・・・

亜紀パパ「持っていこうかとも思ったんだが、顔一つみせない
    人間にわざわざお受け取りいただく義理もないかなと思ってね・・
    
    まだ、一人らしいな・・・」

サク 「はい」
亜紀パパ「お父さん、お母さんが心配してらしたぞ」
サク 「そろそろとは、思っています。
亜紀パパ「そうか・・・」 この言い方がうまい。ほっとしたような・・
サク 「はい」
亜紀パパ「もう、忘れたか・・亜紀のことは・・・」
サク 「どうなんでしょう。」
亜紀パパ「失礼だぞ・・相手の女性に・・」
サク 「はあ・・きっと、これからだんだん忘れていくんでしょうね。」
亜紀パパ「さみしんだろう。俺もそうだ。みたくないことまで、夢に
    見ていたのに、見なくなってね。そのうち、思い出すのにも、
    時間がかかるようになって、でも

    忘れたいのでも、忘れないのでもなく、
    人間は忘れていくんだよ。

    生きていくために

    ああ、まあ、そんなことは、お医者様に説教してもなあ・・

    よく、頑張ったなあ サク
    生死を扱う仕事は、辛かっただろう・・・

    もう、十分だ・・・

    ありがとう・・・」

すすりなくサク(放映時は、僕は、号泣していた・・)

サク 「骨を少しだけ、貰ってもいいですか?僕は亜紀を一度もちゃんと
  送ってないんです。」

そして、テーブルに置かれるフィルムケースに入った亜紀の骨・・・

この放送時、個人的なことで、僕の息子が死んで、17年目でした。
この亜紀パパの言葉が、僕の心にやすらぎをくれたように感じました。

この二人の尊敬すべき父を見習い、少しはまともな父になりたいと
願ったたぬきじじいでした。

次回は、おさななじみの3人と、谷田部先生、そして、「ソラのうた」に
ついて

10月23日まで、おつきあいいただければ、幸いです。
ここまで、読んでくれた貴方に感謝のコーヒーを

たこやきパパさん「サービス」・・・





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最終更新日  2007.09.13 21:04:24
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