テーマ:医療・健康ニュース(4007)
カテゴリ:データ分析
志村さんに対して、どのような治療薬が用いられたのかは不明ですが、効果が期待されている既存薬は投与されていたのでしょうか。
Frankfurter Allgemeine Zeitungで、ドイツが新型コロナウイルス感染症の治療薬として、アビガンを大量調達すると報じられています。 日本では、平時と同じ手順を踏むために、適用拡大のための治験が始められているようですが、新薬ではない「既存薬」なので、効果が期待されるのであれば、早期に積極的に活用する方向で進んでほしいと思います。 日本政府は、現在が緊急事態であるという認識はなく、平時と同じように振舞っているようです。 政府は、「アビガンの承認申請があれば、なるべく早く承認しますよ」ともったいぶって言っているだけです。日本政府に対して、緊急事態宣言が必要だと思います。 新型肺炎の患者に投与した場合の「安全性」や適切な用量を確認しようということなのかもしれませんが、何か根本的なところが間違っているのではないかと思います。 患者数の少ない日本で治験を進めるよりも海外での投与結果の情報を収集した方が速いのではないかと思います。 要望している約30カ国に、治験用のアビガンを提供する話もあるようです。 厚生労働省から、各地方自治体に対して、「新型コロナウイルス感染症に対する厚生労働科学研究班等への協力依頼について(その2)」という通達が、4月2日付で出ています。 ちょうど、アビガンへの注目度が高まりそうなタイミングに通達が出ているので、アリバイ作り的な通達ではないかと疑ってしまいます。 厚生労働省の通達から、「治療薬候補」として、「アビガン(一般名 ファビピラビル)、カレトラ(一般名ロピナビル,リトナビル)、オルベスコ(一般名 シクレソニド)」などが挙がっていることがわかります。 このタイミングで、このような内容の通達を出しているから、「後手、後手」だと言われてしまうのではないでしょうか。すでに、効果があるのか、ないのかの検証を終えていてもおかしくない時期だと思います。 外国政府が、アビガンを治療薬として大量調達するタイミングで、「アビガンの効果検証への協力をよろしくね」と自治体に文書を送っている厚生労働省とは何なのでしょうか。 富士フィルムの子会社が開発したアビガンです。外国より早く、効果があるのか、ないのかを、検証してほしいと思います。
厚生労働省も今は大変な時期だと思いますが、国民の期待を裏切らないよう、優先順位を間違えずに頑張ってほしいと思います。 ↓以前、アビガンの中国での治療効果について、統計的仮説検定をしましたが、明らかに有意差があり、効果が期待されています。中国のデータが適切なものであれば、効果を十分推定できると思います。 でも、「WITHDRAWN: Experimental Treatment with Favipiravir for COVID-19: An Open-Label Control Study」ということで、アビガンの効果検証の論文が取り下げられています。治験対象者のランダム化が不十分だったということでしょうか。 やっぱり、効果がないということなのか、重篤な副作用があるのか、あるいは大きな効果がある「戦略物資」の情報を囲い込もうということなのか、真相を知りたいです。 有効な治療薬やワクチンを他国に先駆けて保有する国は、外交上、非常に強力な武器を手にすることになるはずです。 ↓ドイツの「感染者数」は、アメリカ、イタリア、スペインに続いて中国を上回りました。今すぐ使える、有効な治療薬が、ドイツでも強く求められているのでしょう。 --------------------------------------------------------------------------
【ダッシュボード「COVID-19 Transition Graphs」を試作】 中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。 随時、ページを追加しています。 アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。 また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。 楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。 無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。 ↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。 ジョンズ・ホプキンス大学の「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。 4月1日付のデータは、当初アメリカのデータが抜けていましたが、2時間後に修正されました。アメリカのデータは地域分類が細かくなっていて、1日当たり2千行くらいになっています。 EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。↓上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです -----------------------------------------------------------------------------------------
↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。 ↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。 ------------------------------------------------------ ---------------------------------------------------------------------------- ★おすすめの記事 ◆How Windows Sonic looks like.:Windows Sonic for Headphonesの音声と2chステレオ音声の比較:7.1.2chテストトーンの比較で明らかになった違い:一目で違いがわかりました ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.04.21 03:12:16
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