テーマ:医療・健康ニュース(4007)
カテゴリ:データ分析
死亡者数を感染確認者数で割った「死亡率」は、日本の場合それほど低くはありません。
下のグラフにあるように、多くの場合、死亡は感染確認の後で生じるので、死亡者数を感染確認者数で割った死亡率は、感染確認者数が増加している局面では、過小な値になっていることがわかります。 現在は、感染確認者数の増加が鈍り、死亡が発生している状況なので、死亡率は上昇中です。その値は約5%で、100人の感染確認者のうち5人が死亡している、ということになっています。まだ、この値は上昇中のようです。 人口の年齢構成の違いなどもあるので、一概には言えませんが、この値は、ドイツをやや上回り、アメリカの約6%よりはやや小さい水準です。 イタリアやスペイン、フランスは10%を超えているので、それらに比べると小さい値ですが、韓国の2.4%よりは、かなり大きな値のようです。 一つの可能性として、日本の場合は、感染確認者数が過小なのかもしれません。 検査体制の貧弱さから、データが少ないのかもしれません。 緊急事態宣言が解除されましたが、緊急事態宣言開始のタイミングは遅く、また、その解除のタイミングも遅かったのではないでしょうか。 緊急事態宣言が出された時には、減少傾向が始まっていたようなので、そもそも、緊急事態宣言は必要だったのかどうか、検証してもらいたいと思います。 結局、爆発的な感染拡大は生じませんでしたが、医療機関がひっ迫したということは、新型コロナ用の医療機関のキャパシティの拡大こそが課題だということがはっきりしました。 データが不足していては、政策決定も誤ることになります。十分な検査体制を構築してほしいと思います。 ↓ECDCの5/24付データでは、日本の死亡者数は820人、感染確認者数は16,550人です。 ------------------------------------------------------------- -------------------------------------------------------------------------- ↓実効再生産数を計算できるWebアプリがあります。 ↓倍加時間についてです。 -------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------- 【ダッシュボード「COVID-19 Transition Graphs」を試作】 中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。 随時、ページを追加しています。グラフのデータは、右上部分の操作でダウンロードすることができます。 アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。 また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。 楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。 無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。 ↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。 ジョンズ・ホプキンス大学の「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。 EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。↓上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです ----------------------------------------------------------------------------------------- ↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。 ↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。 ------------------------------------------------------ ---------------------------------------------------------------------------- ★おすすめの記事 ◆How Windows Sonic looks like.:Windows Sonic for Headphonesの音声と2chステレオ音声の比較:7.1.2chテストトーンの比較で明らかになった違い:一目で違いがわかりました ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.26 07:07:01
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