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2020.07.11
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カテゴリ:データ分析
最近のニュースのヘッドラインに、「アビガンの有効性は認められないかもしれない」とか、「レムデシビルの有効性を確認」といった文言が見られます。



アビガンの臨床試験は、今のところ順調とは言えないのかもしれません。

一方、レムデシビルの方の臨床試験は、比較的順調なように思われます。

↓傾向スコアマッチングによる分析で良好な結果が出ているようです。



日本は、患者数が少ないので臨床試験をするのも一苦労のようです。

仕方がないことですが、対象者数が少ないと「統計的な有意差」が出にくくなります。


​​統計的有意差の有無と有効性の有無は厳密には別物ですが、「統計的有意差なし」というヘッドラインになると、有効性を全否定されたような印象になってしまいます。

でも、「アビガンは、劇的な効き目がある超特効薬ではなさそうだ」、ということは言えるのかもしれません。

ところで、レムデシビルは日本で承認薬になりましたが、厳密に言うと、米国では非常事態での「使用許可」であって、米国のFDAが承認したわけではありません。

このことは、ギリアド社自身も以下のように明言しています。
Due to the current public health emergency, the U.S. Food and Drug Administration (FDA) has issued an Emergency Use Authorization for remdesivir for the treatment of hospitalized patients with severe COVID-19; please see below for additional important warnings and information about the authorized use of remdesivir in the United States. In the United States, remdesivir is an investigational drug that has not been approved by the FDA, and the safety and efficacy of remdesivir for the treatment of COVID-19 has not been established.
​米国が「使用許可(Emergency Use Authorization)」なのに、使用症例数が少ない日本で「承認」というのは何か裏がありそうで怪しいです。どう考えても不自然です。

といっても、その「裏」は非常にわかりやすく、単に米国製品を購入させられているということなのでしょう。米国の心象をよくするための政治的配慮があるのが見え透いています。

患者一人当たりの標準的なレムデシビルの投与費用は25万円くらいらしいです。

スパコンの「富岳」を使って、有望な既存薬を発見した、という話もありますが、最も有望とされる薬の成分は公表されていません。

アビガンがだめならば、その有望だという既存薬の臨床試験を急ぐとか、政府には治療薬の探索に注力してほしいと思います。​​

でも、アビガンを早期承認しないのは、厚生労働省の権威・権力を国内の製薬企業に見せつけるためだ、という説もあり、いろいろと裏がありそうです。


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↓実効再生産数を計算できるWebアプリがあります。


​↓倍加時間についてです。

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↓ECDCデータ版ダッシュボードはこちらからアクセスできます。

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​【ダッシュボード「COVID-19 Transition Graphs」を試作】​​
こちらは、ジョンズ・ホプキンス大学のデータを利用したダッシュボードです。

中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。​

随時、ページを追加しています。グラフのデータは、右上部分の操作でダウンロードすることができます。

アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。

また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。

楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。

無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。

↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。
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ジョンズ・ホプキンス大学の「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。
 
EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。

上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです


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↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。







↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。



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Last updated  2020.07.18 07:55:38
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