テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:イーネ・イーネの一歩一歩
皆様日記、遅くなりました。
本日、お昼にイーネ・イーネを出て、自宅に帰り着きました。 なんだか久しぶりに家でご飯を食べて、ちょっと一息ついてみました。 応援してくださった方に、メールを書いていました。 今朝までのこと、夕べのこと、 なんかもう夢みたいに思えます。 昨日書いた日記に、テーマが入ってなかったので、 今テーマつきで、更新しました。 更新時間までチェックしてくださる方、内容は変えていません 読み返すといつも恥ずかしいけれど、一度書かれてしまったことは、 直したりしないで進みたいと思います。 でないと日記、なんにも残らなくなってしまうからね。 今朝のこと、夕べのこと、両方書こうと思っています。 皆様にご心配いただいておりますので、ちゃんと書きます。 長いので、二つに分けるかもしれません。 そしたら、二個読んでくださいね。 ・・・うっすらと目が覚めました。 バックストリートボーイズがかかっています。 「ああ、ここはお店なんだ。いつの間にか寝ちゃったんだ。」 起き出して見ると、もう外は明るくなっていました。 窓越しに公園を見ると、時々人が通ります。 携帯で時間を見たら、6時でした。 いつもの自分の指定席である、奥の個室のソファから起きて、フロアに出てみます。 「なんかいつもと違うな」と思って、見回すと、あ、そうだったっけ、と 現実にやっと戻りました。 「ゆみちゃん、おはよう。松屋に朝ご飯食べに行きましょう。」 って言う、あの声がないのです。 ガランとした、フロアに、私は一人。 そっか、マスターいないんだった。 流しには洗い物の山がまだありました。 グラス洗浄も、まだ途中。 乾燥が終わるまでは、次が洗えないから、ちょっとだけ、と思って座ったら、 いつの間にか寝ちゃったみたいです。 棚が空っぽになるくらい、食器は総動員でした。 さ、早く洗っちゃわないと、お昼過ぎまでかかっちゃうよ、 自分に気合を入れて、腕まくりをする。 洗剤が、指にしみる。 3日目くらいから、あかぎれになっていました。 洗い物三昧の9日間でしたから。 ・・・嬉しいことです。 「洗い物が多いのと、ゴミが多いのは、お客様が来てくれた証拠だから、ありがたいですね。」 いつもマスターはそう言っています。 ほんとに多くのお客様はいらしてくださったなあ、 と昨日までの日々に思いをはせながら、あちこちをきれいにしていく。 イベント用に移動したものを、普段仕様に直しながら、 この期間中に作ってもらった棚に、紅茶やカップを並べていく。 きれいになってたら、マスター、喜ぶかなと思う。 気がつかなかったりして、とも思う。 夕べまでの喧騒が嘘のように、静かなイーネ・イーネに戻っていく。 ここにまた、あの日常が帰ってくるのだろうか。 活気があって、いつでもお客様満席の、お店らしいお店だったこの期間。 白シャツ、白ブラウスに黒のソムリエエプロンの若者3人が(?)やっていたお店には、 活気のある方たちがたくさん集まっていました。 スタッフは毎日フル回転の活躍でした。 「まさにお店だね!」っていうお店が、同じフロアでも出来るんだ、って最初はびっくりした。 自分がその雰囲気を作ってる一人だということにも、もっとびっくりした。 いつの間にか、そっちが本当になって、 いつもはここがどんなだったか思い出せなくなりました。 マスターが帰ってきたら・・・ ここはどんなお店になるんでしょう。 いったいどんな経験をされて、何を吸収してマスターは帰ってくるんだろう。 ここから先のお店に、どんな夢を描いて、ここに帰ってくるのだろう。 そのマスターが思い描くお店に、私は必要なのだろうか。 また二人でお店をやっていこうと、白井さんは思っているのだろうか? なんだかあまりに長い間離れていたから、どんな風にここにいればいいのかわからない。 この期間の頑張りを、私の自慢話をみんな聞いてくれるのだろうか? それよりご自分の旅の話を夢中になって語ってくださるのだろうか? それとも6日から始まる「カリフォルニアワインフェア」のことで、もう頭がいっぱいなのだろうか? 「5月は毎日来てください。」と白井さんは私に言って行きました。 「なぜなら、過去二年間、抜き打ち審査員がゆみちゃんのいないときにいらして、 賞を取り損ねたからです。」と、意気込んでいました。 カリフォルニアにも行こうって?? 私はまたその間、お店をやって、待ってるのかな? 今はまだなんにも考えられないなあと思いました。 白井さんが帰っていらしたら、今後のこと、いろいろ話さなきゃいけないと私は思っています。 そう思いながら、全てを片付けて、お金を清算して、外に出る。 うわあ、なんて、あったかいんでしょう、というか、もう暑い。 公園の噴水がきらきら輝いてる。 いつの間にか、初夏、なのですね。 お隣の大家さんのドアに、お礼のお手紙とともに、恵比寿ビールを二本入れた袋をかける。 下りていくシャッターを見ながら、お店に向かって頭を下げる。 「お世話になりました。ありがとうございました。」 「誰も、怪我もせず、火事も出さず、みんな最後まで、倒れることなく、 無事、イベント終了いたしました。 楽しい貴重な時間を下さって、ありがとう。」 ほんとに私、倒れないで出来た。 過酷な条件を耐えて頑張ってくれたゆみの体と心、ありがとう。 そして、誠意を尽くして、力の限り、このお店に全力投球してくれた、 二人の男性たち、本当にありがとうございました。 まぶしい光の中、駅への道を歩きながら、 二人が下さった、夕べの励まし、力を合わせてやり遂げた喜びを、 私はもう一度胸に思い返していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月29日 18時53分26秒
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