「マーガレット・F・パワーズ著 「足跡」の補足説明」について
このところ「マーガレット・F・パワーズ著 「足跡」の補足説明」へのアクセスが目に留まりましたので、いつでもすぐ読めるように、以下の内容をブログのトップページに載せておきました。
どうぞご活用ください。
幾百万もの人々を感動させた「あしあと」という詩は、長い間、作者不明とされていました。
ところが思いがけないところから作者が判明したのです。
カナダに住むマーガレット・パワーズさんは、夫と娘が水難事故に巻き込まれ、自分も腕を折るという試練の時「この詩をお読みすれば、きっと励ましになると思うの」と看護婦さんが夫に読んでくれたという詩を開いて驚きます。
なぜなら、それは彼女が若い頃に作った「フット・プリント(あしあと)」という詩だったからです。
この詩は1964年に書かれた詩なのですが、その後、引っ越しのときに間違って配達されて行方不明になってしまった荷物の中に入っていました。
それがいつのまにか誰かの手によって「作者不詳」ということで発表され、有名になったのです。
それがこのような形で作者の夫を励ます詩となって作者に戻ってきた。
以下がその原文と日本語訳です。
聖書にも同じことが書かれているので載せておきます。
皆さんの励みになりますように。
Seraphim
足跡(Footprints) : 作者 マーガレット・F・パワーズ
One night a man had a dream. He dreamed he was walking along the beach with the Lord. Across the sky flashed scenes from his life. For each scenes he noticed two sets of footprints in the sand; one belonged to him, and the other to the Lord.
When the last scene of his life flashed before him, he looked back at the footprints in the sand. He noticed that many times along the path of his life there was only one set of footprints. He also noticed that it happened at the very lowest and saddest times in his life.
This really bothered him and he questioned the Lord about it. "Lord, you said that once I decided to follow you, you'd walk with me all the way. But I noticed that during the most troublesome times in my life there was only one set of footprints. I don't understand why when I needed you most you would leave me."
The Lord replied, "my precious, precious child. I love you and I would never leave you. During your times of trial and suffering. When you see only one set of footprint, it was then I carried you."
(原文)
ある夜、彼は夢を見た。それは主とともに海岸を歩いている夢だった。
その時彼の人生が走馬灯のように空を横切った。
その場面場面で彼は砂浜に二組の足跡があることに気がついた。
ひとつは主のもの、そしてもうひとつは自分のものであった。
そして最後のシーンが現れた時、彼は砂浜の足跡を振り返って見た。
すると彼が歩んできた今までの道の多くの時に、たったひとつの足跡しかないことに気がついた。
そして、それはまた彼の人生で最も困難で悲しみに打ちひしがれているときのものであることに気づかされた。
彼はこのことでひどく悩み、主に尋ねた。
「主よ、かつて私があなたに従うと決心した時、あなたはどんな時も私とともに歩んでくださると約束されたではありませんか。でも私の人生で最も苦しかった時、ひとつの足跡しかありません。私が最もあなたを必要としていた時、どうしてあなたは私を置き去りにされたのですか?私には理解できません。」
主は答えられた。「私の高価で尊い子よ、私はあなたを愛している。決して見捨てたりはしない。あなたが試練や苦しみの中にあった時、たった一組しか足跡がなかったのは私があなたを携え歩いていたからです。」
<聖書:イザヤ書 63-9 より>
彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。
その愛とあわれみによって主は彼らを贖い(あがない)、昔からずっと、彼らを背負い、抱いて来られた。