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2008.08.13
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カテゴリ:今日読んだ漫画

      

本屋の森のあかり【1】~【3】 磯谷友紀 著

 

可愛い表紙(1巻2巻はそれぞれ不思議の国のアリスと雪の女王をイメージしてるそう。)とタイトルに惹かれて3冊一気に買ってしまったのだった。(年の初めの目標〈ご新規を増やさない!〉なんぞ書店に行ったらけろっと忘れてるな。 (  ̄3 ̄)~♪ )

 

とある大型書店に勤める高野あかりは愛知支店から東京本店に異動になる。東京本店は、東京駅のターミナルからの直結ビル内にある大規模店だった。
愛知支店とのスケールの違いに戸惑うあかり。そのあかりと同期に異動してきた加納緑(男)は、あかりとは反対にてきぱきと仕事をこなしていく。もたもたしているあかりにかなりきつく当たる緑。
そんな同期との実力差にへこむあかりに優しく接してくれたのは副店長の寺山杜三だった。あかりは次第にこの本の虫寺山に心惹かれていく。。。

 

登場人物は、月に300冊を読み上げる本の虫の寺山、ツンデレ王子の緑、姉御肌の先輩栞、腐女子臭漂うコミック担当の紀子。。。それぞれ独特の個性があって良い。特に副店長寺山は誰にでも人当たりよく優しいのだが、関係に一歩踏み込まれそうになるとやんわりと拒絶してくる。つかみどころの無い孤独な雰囲気を持つ人物だ。今後あかりがこの手ごわい副店長の心にどう踏み込んでいくのか(既に玉砕しているだけに(/- ̄;←さすがにこのネタバレはいかんよね。と反省。読んだ人、ネタバレを気にしない人は反転して良し。既に見てしまった人はごめんなさい。)、とても気になるところである。

本屋さん物と言えば、暴れん坊本屋さんか金魚屋古書店がすぐに頭に浮かぶのだけど、そこにこの「本屋の森のあかり」も仲間入りである。
番子さんのシリーズも本屋さんの内情が垣間見えて面白かったが、このシリーズではそれに加えて大規模店ならではの苦労や醍醐味、特にフェアなどの仕掛けの大変さ楽しさが伝わってくる。本屋さんだけでなく、出版社の営業さんや、作家側からの本屋への思いというのも触れられているのも興味深かった。

ところで、この作品の各章のサブタイトルは、「マザーグース」「永訣の朝」「カラマーゾフの兄弟」といったように、書物のタイトルになっている。それらの作品が何かしらストーリーに絡んでくるのだが、作者の思いいれも有るのか、なかなかに心に染み入ってくる。同時に解りやすい読書案内になっているのも一粒で二度おいしい感じだ。その辺は少し金魚屋っぽいけど、あそこまで即物的ではないかな。

 

この本は磯谷さん初のコミックスだそうで、確かに絵の表現は荒削りなところもあるけれど、いろんな人の仕事にかける思いや、人を思う切ない気持ちが初々しく描けていて、とても良かった。これからも期待していきたい人だと思う。

 

私の少女マンガにおけるラブ成分の許容量はこの程度だなあと、つくづく思う。。。

 






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最終更新日  2008.08.16 22:01:15
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