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テーマ:大河ドラマ『篤姫』(422)
カテゴリ:ドラマ系の感想
『ふたつの遺言』
内容 井伊直弼が大老に就任した そして、紀州慶福が、次の将軍と決まった。 家定は井伊直弼、堀田正睦に、 篤姫を後見とするように伝えるのだった。 が、、その直後、胸を押さえて倒れる家定。 そのことは、篤姫、本寿院に伝えられることもなかった。 篤姫にとっては、家定へ思いが募るばかり。。。 そんななか幕政を強引に押し進める大老・井伊。 天皇の勅許を待たずに、アメリカとの条約を結び、 異を唱えるモノを、江戸城から排除した。 一方、薩摩では、斉彬の命により、小松帯刀、西郷吉之助らにより 西洋式軍隊の整備が進んでいた。 軍隊を率い、上洛するつもりであった。。 が、、その軍の訓練の途中から、斉彬の状態は悪くなる。 そして、、、、数日後。.. 斉彬は、弟・忠教に息子の後見を依頼し。死去。 そのことは、まもなく篤姫にも伝えられる。 ショックを受ける篤姫。。。 読まなかった斉彬からの文を手に取り、泣くしかなかった。。 だが、不幸は立て続けにやってくる。 滝山から、家定薨去の旨が伝えられるのだった。 すでに、死から一月近くのことであった。 ↑ほぼ100%です。 って言うか。..今回、、、 てんこ盛り過ぎます!!! それも、突然に!!! 展開が、明らかに 死ぬことを表現しておきながら 最後の2連発まで、引き延ばしです!!! まぁね。 いままで詳細にあれこれ描いてきているので、 囲碁の碁石を握りしめ、 お互いに気持ちを通じ合うかのように、 泣く家定と篤姫。。。というのは、 このドラマらしく。 ホームドラマの1つのカタチとして描いたと言えるだろう。 また、その時の家定の言葉が印象的 『御台よ ナゼ、いつかのように、会いにこんのじゃ わしはもう、行けぬのじゃ もう、これだけで十分(;´_`;) っていうか、、ここからが、また長いんだよね。。。 たしかに、 ドラマのシステムとして、 主人公は篤姫であり、 『篤姫の視点』で描かれている限りは、 一方は、大奥と、表の城 もう一方は、薩摩 でありますから。 必ずと言って良いくらい『時間差』は発生するわけです。 これが、『篤姫』が主人公である証拠であり、 その事を悲しくも表現しきったと言えます。 ホームドラマであるにも、関わらず。 その意味では、 ホームドラマ感を崩すことなく、 キッチリと時代劇を描いたと言えます。 ただね。。。。 ほんと、長いんだよね。..何度も書くようだけど。 盛り上げとしては、間違ってないし。 展開なども間違ってないんだけど。 ほんと、、、、長かったです。 おかげで ラストの大きな箱を見ただけで、 『あんな大きな箱に!!!』と、、、 別の意味でショックを受けたのは言うまでもない。 少し物足りない感じだけど。 時代背景も描かなきゃならないし、 これくらいでしょうね。。。。 でも、今回のことが、今回だけであれば 数字的にダメージ受けないだろうけど。 もしも、同じようなパターンで押されると。 ちょっと苦しくなる感じかな。。。。 たとえば、今回なんて。 家定のことを想いながら、 幾島と五目並べをすることが出来たハズなんです。 本来は、そこに『大河篤姫』があると思うんですけどね。 そうすれば、、もっと盛り上がったろうに。.. もったいないことをしちゃっています。 ま、、今回のこれが、本来の大河に近いですよね。。。 で、、、2つってコトは 井伊直弼らに言ったことや、薩摩で弟にいったこと そして、遅れて読んだ手紙。。。 これら全部ですよね・・?? 2度見して。。。そのうえ、中盤あたりから、3度見。 ほんと良くできていますよね。 私自身は、特に、感動までは行っていませんが。 先ほども書きましたように、 『時間差』『先例』『距離感』など、 目に見えにくいモノが、実はあったんだよ。 と、感じさせながら、対面。。。手紙、箱。。 このアタリ、綿密に作られています。 ホームドラマなのに、大河を忘れない感覚。 何度見ても、感動よりも、感心が先立ってしまいます。。。 m(__)m ごめんなさいね。おかしな感想で。 でも、、 こんな風に『何となく、歴史、時代』を入れるんだなぁ。..って 本当に感心しちゃってね。。。 慣れさせていくんだなぁ。..ッて かなり前に書いたのですが。 薩摩との距離感、時間差はどうするんだろう?? っていうの。。 これを、悲しみ切なさに転換しながら、 ある種の理不尽さを埋め込み、時代を分からせる。。 なるほどでした。。 これまでの感想 第27回 第26回 第25回 第24回 第23回 第22回 第21回 第20回 第19回 第18回 第17回 第16回 第15回 第14回 第13回 第12回 第11回 第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回
最終更新日
2008年07月13日 22時56分57秒
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