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テーマ:大河ドラマ『篤姫』(422)
カテゴリ:ドラマ系の感想
『桜田門外の変』
内容 井伊直弼が行った弾圧。安政の大獄 それは、幾島に別れの決断を確認させるに十分であった。 そして幾島が大奥を去る日。 天璋院『私は長い間そちが嫌いであった 幾島『私もあなた様には、ほとほと手を焼きました 幾島から、斉彬から預かっていたという薩摩の絵の掛け軸が送られ。 2人は、涙ながら別れるのであった。 天璋院『これを見るときは、薩摩とそちを思い出すことにしよう 幾島『ありがたき幸せにございます。 数日後。天璋院の元を訪れていた将軍・家茂。 咸臨丸の乗組員と会うのが楽しみだと聞き及び、天璋院も同席。 そこで、勝麟太郎と運命の出会いを果たすのだった。 その安政の大獄の影響は、当然薩摩にも及んでいた。。 血気盛んな薩摩の若き藩士たちは、どうしても井伊直弼が許せずにいた。 有馬らが『突出』を唱える中、大久保も了承。 自分たちが捨て石となるという覚悟を帯刀に伝えるのだった。 そのことを知った帯刀は、引き留めようとするがどうにもならない状態。。。 そこで帯刀は、忠教、忠義に伝える。。。。 そんななか、 大獄の処分のすべてを知り、井伊直弼と面会することにした天璋院。 まずは、、、 幾島の話は、、、、 わたし的には、前回よりも良い感じ。 やはり、互いに多くを語らずに理解し合える。 本来ならば、この程度で十分です。 行動もまた、アッサリと、掛け軸のみ。 良い感じの涙の別れであったと思います。 さて、、、その事は、前回の結末であり 言ってみれば、オマケですので。 今回の本題は、、、『桜田門外の変』 というより。。。。。 『一方聞いて沙汰するな』 という言葉の通りのことが、、、 ある意味皮肉的な展開で発生したと言うことです。 理解し合えぬ。 天璋院と井伊直弼 だが、、、井伊直弼の本心を知ったとき、 『覚悟』と『役割』を知るという、、、、 直弼『1つ伺ってもよろしゅうございますか これからの時代、攘夷がかなうとお考えでしょうか 天璋院『無理であろう。 直弼『そんな卑怯な者たちにこの国の行く末を任せられましょうか 直弼を動かしたのは、この国を守りたい一心にございます 天璋院『そなたが流した血は、天に恥じることはないと? 直弼『ありませぬ。おのれの役割を果たしたまで。 天璋院『ときにはそちの考えも、聞いてみたいものじゃ 直弼『亡き公方様のお気持ちが、少しだけ、分かった気がします。 (一部簡略化しています) そして、、、暗殺事件を知り、 天璋院『手を携えられたかもしれなかったのに と、、、後悔。。。。 序盤に出てきた『役割』をココで再出現!!! ま、、、役割がありますので!!! ただ 天璋院が主人公ですので、 このアタリが、限界でしょう。 これ以上は、行きすぎたフィクションとなるでしょうし。 花やひな壇を愛でる平和の中、暗殺を聞き及ぶという ギャップを表現していたのが、 なかなか良い感じの部分でしょうね。 『大奥』と『時代』が、、、乖離しているのを 明確化しているのだから。。。 さて、 その桜田門外の変のために 今回は、大久保らの暴走を、帯刀の活躍により沈静化 そのうえ、 殿の手紙にあった誠忠士という言葉から 『誠忠組』の結成など。 時代の緊張感は、薩摩の『役割』と言うことのようです。 ドラマとして考えた場合。 大奥と、江戸城の表が違うこと。 そして、、、薩摩、、、 それぞれをそこそこキッチリ描きながら、 先ほども書きましたが、 大奥と時代とのギャップを強調し、 面白い仕上がりとなっていると思います。 ま、、、、 細かいことを言い出せば、 薩摩と江戸の話は、ほとんど繋がりはないですけどね。。。。。 そこは、、無視しても良いかな。。。 きっと、今回のカタチこそが、 嫁姑争いも含めた、これからの『大河・篤姫』の描き方なのだろう。 時代の流れ、理想などを 大奥という別世界で感じながら、 時代は、薩摩を中心に描いていくということだ。 当然主人公は、篤姫と帯刀 それぞれの人生が、再び交わるときに。。。。ってことでしょうね。 本来のドラマであるならば、 もう少し、繋がりを描こうとしますが、 『描かないこと』が、 遅れた情報などを知る、現状の天璋院にとって 危機感を抱いていく1つの方法となっているのが 逆説的ではあるが、 面白い描き方だと思います。 まぁね、 何度も書いていますが、ホームドラマだから、 きっと苦心しているのでしょう。 ひしひしと伝わってくるモノがあります。。。 だから、今回もミシーンを投入して 天璋院の気持ちの変化を描いているのでしょう。 『もう少し』という気持ちもないわけではありませんが、 なんといっても幕末ですし!! ほんとにこれからの描き方次第で、 『新しい幕末ドラマの誕生』を見る可能性ありますよね。。 今回を見て、少しだけ楽しみになってきました。 そうそう、、、追記しておきます 私が『遅すぎた理解』としてワケ。。。 一方は理解が早ければ、、、、ということであり もう一方は、理解が早く助かったということ。 そういうことですね。 一応、ドラマに対比がなされています。 ドラマとしての関連性は、、、アレですけどね。 でも、こう言うのも面白い部分です。 これまでの感想 第31回 第30回 第29回 第28回 第27回 第26回 第25回 第24回 第23回 第22回 第21回 第20回 第19回 第18回 第17回 第16回 第15回 第14回 第13回 第12回 第11回 第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回
最終更新日
2008年08月10日 21時26分52秒
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