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カテゴリ:映画感想
内容
FBIを離れ数年。スカリー(ジリアン・アンダーソン)は、 とある病院で働いていた。 難病の少年を担当しているスカリーは、 治療法が無く、ただ死を待つだけという少年の状態を憂慮。 だが、病院の管理者たちは、治療できないことで、転院を考えはじめていた。 そんななか、スカリーの前に、FBIの捜査官が現れる。 モニカという女性捜査官が、謎の失踪を遂げ、 直後、奇妙なことが起きたというのだ。 ジョーという神父が現れ、『ヴィジョンが見える』と言って来たのだという。 そして、、その神父の導きにより、氷に閉ざされた湖から 男性の腕が発見されたのだった。 神父の能力が分からない上、何らかのことを知っているようにも見える。 そこで、超常現象に詳しい、、、 FBIを去ったモルダーに白羽の矢が立ったという。 内容2 スカリーしか知らないところにモルダー(デイビッド・ドゥカブニー)はいた。 FBIを去ってからも、超常現象への気持ちは変わらず、 『真実』をずっと追い続けていた。。。。 スカリーは、事情を話すと、 初めは乗り気ではなかったが、『なにか』を感じ始めるモルダー そこでまず、担当捜査官のホイットニーたちと合流し、 ジョー神父と対面するのだった。 『信じる』ことから、なにかを聞き出そうとするモルダー 一方、過去に犯罪歴があることから、 容疑者としての疑いを捨てることができないスカリー。 そんななか、ジョーに新たなヴィジョンが見えるのだった。 そして、訪れたのは、女性捜査官が誘拐された場所。。 犯人だから知っているのか? TVで見たから知っているのか? それとも、、、 なにかを見ているのか? 様々な疑い、、、感情が、モルダー、スカリー、FBIに渦巻く中 新たな遺体の一部が発見される。。。それも、、多人数の。。。 敬称略 ま。。。言わずと知れた 大ヒットTVドラマの、映画版。 いや、正確に言えば。 今回の映画に関しては、『後日談』 または、、、『今』を描いたと言えるだろう。 だから、基本的にFBI捜査官ではない。 お話自体は、超能力を絡めながら、 真実にたどり着いた時に、大きな、、、猟奇的な事件に発展する という、、 『Xファイル』ならば、、定番の類の1つである。 そのため 若干『R指定』気味の部分が、いくつか存在する。 ただ、それだけでは、 ただの刑事ものと、何ら変わりがないために。 超能力というモノを皮切りに、 今でも様々な超常現象を信じているモルダーの生き様。 超常現象は信じないものの 難病治療という、見る目を変えた場合 ある種『奇跡的なこと』に挑戦しているスカリー と、、今の2人の生き方は、キッチリ描かれている。 それは、英語のタイトルにもある 『I WANT TO BELIEVE』(←シリーズ上すべてで繋がっている言葉) 『信じる』『信じたい』 そう言うことに繋がっていく。 なかなか、このアタリ。 『虚』を見ながら『実』を追い詰めていくモルダー 『実』を見ながら『虚』を追っていくスカリー が、 なかなか対照的で、面白く表現されている。 本当の『真実』は何なのか?『求めているモノ』は何なのか? こう言う部分もまた『らしい』部分であろう。 そして、最終的にたどり着く部分では、 このドラマ独特のネタフリと、追い詰め方で、、、 スキナーも登場したりして、ファンなら、納得の結末である。 そう! ファンであるならば、細かい部分のネタフリに気付くし そのほか、小ネタの数々も、シリーズを思い出させ、 本当に面白くできているのだ。 が、、、ココで、考えなければならないのは。 もしも、今回が初見の場合である。 そうなってくると、趣は変わってくる。 たしかに、キャラ紹介なども、キッチリ分かり易く描かれているし シリーズにあった無駄な対立などもないために ある程度、納得出来る部分はあるのである。 しかし、これが、オチ部分に繋がっていくところアタリ。 このあたりが、1つの分かれ目かも知れません。 シリーズを知っているなら、納得の展開であっても。 知らなければ、オチの部分も含めて 『え?』とか『なぜ?』『どうなったの?』 と、中途半端に、見えてしまいます。 そこが、かなり評価の差が出るところでしょうね。 わたし的には、俳優としての2人、および制作者たちが許されるならば シリーズ化もありなのかも知れないと、感じているくらいなのですが。 知らなければ、そこまでの印象は感じにくいかもしれません。 でも、全般的に見れば、 猟奇的な部分さえ気にならないなら、 ある程度多くの人たちが満足できる出来だと思います。 ちなみに、、映画というエンターテインメントとして考えれば、 『映画の前作』のほうが、万人に分かり易いですけどね。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月09日 13時19分00秒
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