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カテゴリ:ドラマ系の感想
「刺された理由」
内容 かつて、養生所の赤ひげ(船越英一郎)のもとで働き、 今は、赤ひげに紹介された寺で、 身寄りの無い子供たちの世話をしているおよね(佐津川愛美)。 そのおよねが、養生所に運ばれて来た。住職(赤星昇一郎)によると、 何者かに刺されたようだった。状態を見て、すぐに処置する赤ひげたち。 だが、どれだけ尋ねても、誰に刺されたかを話そうとしないおよね。 奉行所にも届けないで欲しいという。 数日後、回復したおよねは、養生所の顔見知りたちと笑顔になっていた。 ただ、つぐみ(優希美青)は、赤ひげたちが、 刺した人間について問わないことに、憤りを感じていた。 下手人を逃がすのかと。すると赤ひげは、事情があるのだろうと。 いずれ、話をするはずだという。 そんななか養生所に、定吉(城桧吏)という少年が、憔悴してやって来る。 つぐみが声をかけたところ。。。。自分がおよねを刺したと。 保本(中村蒼)が、定吉に気づき、処置を行う。 以前、寺で暮らしていた少年だという。今は商家で奉公していた。 つぐみから、事情を聞いた赤ひげは、およねに。。。。 それから数日後。弥一、庄助という妙な男が、 養生所に現れる。定吉の奉公先の男たちで、定吉を探しに来たようだった。 敬称略 脚本は、川崎いづみさん 演出は、皆川智之さん 初回以来かな。《2》ではレギュラーだったおよねの登場である。 そこはともかく。 なかなか、センスの良いエピソードですね。 時代劇らしさを盛りこみつつ。 ある種の現代劇らしさも盛りこんでいる。 少年という要素を使うことで、違う雰囲気のモノを上手く融合させている。 かなり上手いですね。 そもそも。 時代劇らしさというのは、時代劇に持ち込むコト自体が、意外に難しく。 盛りこむと、どうしても既視感が生まれ、 どこかの時代劇で見たような。。。というエピソードになりがちなのだ。 現代劇なら利用出来るイマドキの要素というのは、時代の変化により、 いろいろと変化して、盛りこめるけど。 昔のこと。。。時代劇は、それが無いからね。 それこそ、映像的なコトくらいしか、変化出来る部分が無いのだ。 なのに、そこに、現代劇のようなモノを持ち込み。融合。 その融合が、ほんと上手い。 見事である。 今回、上手いのは、 このエピソードで、つぐみの変化を導いたこと。 そして、次に繋げてきたことだ。 これ、上手いねぇ。 かなり、完成度の高いエピソードでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月27日 20時43分03秒
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