所得税、住民税、健康保険、公的年金・・
顧問会員のKさん(60代)
(相談:金融資産・不動産運用設計)
今日午前・・妹さんたち(50代)と3人で来所。
いよいよ4人姉妹共有の土地を
売却するための打ち合わせ・・です。
( あと一人の妹さんは首都圏在住 )
登記簿記載の面積で売買契約することに
買主さん側の了解も得ていましたが・・、
念のため・・私自身が現地にテープを
あてて簡単に測ってみました。
( 佐々木FPに手伝ってもらって )
・・そうしたら、小さかった・・です。
登記簿の面積より3坪ちょっと。
( 誤差の許容範囲を大きく逸脱! )
売買金額にも影響します。
坪単価かける3・・ですから、大きいです。
で、きちんと測量図を作成することにしました。
費用は30万円~60万円・・。(土地家屋調査士 談)
( 当然・・売主負担です )
【 この費用を安くする方法 】
この土地は角地で、一方の道路の幅は3.8mです。
住宅建築等をする場合は、敷地と道路との境界は
道路の中心線から2mの位置になります。
この土地の場合は、10cm内側が道路との境界。
「この10cm分を分筆して市に寄付するのなら、
盛岡市がその費用を負担します。」
・・という制度があります。(予算がある内は・・)
この制度が利用できるなら、助かります。
「寄付する分の測量を行なって、ついでに敷地
全体の測量図を作成してしまえば、お得♪」
・・になります。 (半額近くになるかも・・)
週明けに、調査士さんに予算を確認してもらいます。
Kさん姉妹に・・測量図作製の了解を頂きました。
それから・・契約日時の設定。
翌週土曜日(9/20)の午後に・・。
契約から先の流れの確認。
今月・・契約して、来月末の代金決済の予定・・です。
決済時点では・・権利証と印鑑証明と実印が必要です。
武田FP
「皆さん、権利証・・お持ちですよね。」
妹さんたち
「はい。」 「はい、持っています。」
Kさん
「私・・無いんです・・よ。」
数ヶ月前に身内の中で・・贈与等をして、
所有権の移転手続きを行なっています。
その時に持ち出したり片付けたり・・で・・?
ご本人にもう一度探してもらいつつ、
・・週明けに司法書士さんに確認・・です。
妹さんたち
「どうしても無い・・という時は、どうなるんですか?」
武田FP
「ど~しても無い・・時は、最後の手段があります。」
売却後のそれぞれの「手取り額」を説明。
譲渡所得税や建物解体料や測量登記費用や
売買仲介料や売却費用等々・・色々考慮して、
手取額が決まってきます。
さらに・・その先のことが話題になりました。
今年・・それぞれが一時的に所得が増えます。
そのことが翌年に影響してきます。
Kさんはご自身で国保税を負担しています。
国保税の額は前年の所得に比例します。
Kさんの来年の国保税・・大幅アップします。
さらに・・Kさんはアパート経営をしています。
そこに土地売却での所得が加算されます。
・・当然、所得税がアップします。
妹さんたちは、夫の扶養家族になっています。
・・が、一時的にせよ所得が増えれば、
配偶者控除の対象外(103万円超)になるので、
それぞれの夫の税金が増えます。
妻自身も所得税・住民税を負担することに・・。
さらには・・健康保険や公的年金の被扶養者
からもはずれて(130万円以上)、
妻自身が国保や国民年金に加入して
保険料を払うことになるかも・・です。
売買時点の受取額がそのまま自分のお金♪
・・と、勘違いしないように・・。
いざという時になってあわてないように、
あらかじめ知っておけば、ショックも小さくて済む・・?
Kさんのライフプランニング(生活設計) 進行状況
1 ヒアリング
家族状況・家計収支・資産・職歴ほか
2 家計の現状診断
診断資料(小冊子) 問題点把握
3 生活設計 シミュレーション
設計資料(キャッシュフロー表ほか)
4 実行支援
商品選択や処理(金融商品・保険・ローンほか)
住宅・不動産・相続等の段取り・手続き
5 事後チェック
計画の実行・・進行状況、必要に応じた修正
《 消費者の方へ 》
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