「1社だけに見積もってもらう」
そんな状況は、
市場原理がまったく働かず、
生活設計的には好ましくない。
(当たり前)
自分の頭で考える ・・生活設計。
〇メール顧問会員のKさん(40代)
(相談:ライフプランニング)
9/1に現状診断が終了しています。
K家の概要。
家族:2人。
40代自営業の夫、
30代専業主婦の妻、
住まい:賃貸。 家賃5万円。
収入:
夫 392万円/年。 (手取り:256万円/年)
貯蓄: 475万円。
負債: 無し。
生命保険料: 0万円/年。
死亡保障必要額: (万円)
現時点 8年後 15年後
夫 1,197 830 70
(639)
妻 -3,401 -3,031
必要額は、「遺族の必要資金総額」から
「手当可能資金」を引いて算出します。
なので、-(マイナス)は不要ということで、
妻は現在も将来もまったく不要!
夫は必要・・という結果になっています。
メールをいただきました。
(有)エフピー・ステーション
武田様、佐々木様
お世話になっております。
〇〇県のK(受付No.8)の妻です。
さっそくですが、
生活設計シミュレーションを記入のうえ
添付して送りました。
以上、
またお手数おかけすると存じますが、
どうかどうかよろしくお願いいたします。
ひきつづき日々の更新を楽しみに
しております!^^
※生活設計シミュレーションの
依頼を受けました。
・第1子誕生
・マイホーム建築
・・の、シミュレーションです。
以下は依頼のシートの中の
文章です。
当初は〇〇の意向で
職場と自宅の2棟を建てる予定で
話を進めるも、
総額3000万越えの予算になった上、
最終的には〇〇から
「全額借金をしなさい!」
と云われ一旦白紙に戻し、
自分たちの力だけでという事に
なり再構築。
工務店は3件で比較いたしましたが、
一番高かった価格が2800万、
次が2500万、
※きちんと比べっこすれば、
このように・・数百万円の差が
あることが分かります。
「価格差がある」こと自体は、
普通で当たり前のことです。
だから、いつも言っている通り、
契約直前まで
きちんと比較検討しなさい!
・・ということです。
そして今回進めている工務店が
一番良心的でしたので、決めた次第です。
※ん・・? 「良心的な工務店」の
見積額はいくらだったんでしょう?
こういう説明では・・
シンプルに額を並べてもらえば、
相手にしっかり伝わります。
その後、
当初の建築面積34坪から27坪に縮小
して予算削減を試みた結果、
総額は300万ほどダウンした反面、
建築面積を減らした割に坪単価がUP。
※300万円ダウンした結果が
1,900万円のようです。
(シートの「建築費」は1,900万円)
ということは、
この業者の元の価格は2,200万円
だったらしい・・と想像できます。
だから・・当初の3社の価格は、
以下のようだったのかもしれません。
34坪だったとすれば・・
・2,800万円 (坪82万円)
・2,500万円 (坪74万円)
・2,200万円 (坪65万円)
建築見積、この程度の差は
当たり前につく、恐ろしい世界です。
いずれ、相手に伝えるためには
このようなシンプルで分かりやすい
方法を取ってほしい・・。
その理由を訊いたところ、
2棟から1棟に規模が縮小した事が
第一の理由で、
平屋であること、
※平屋は単価が高くなります。
(当たり前)
防火地域の為、サッシ代が高くつくこと、
※これは理由にならない。
前回見積もりも今回も
建築場所は同じ。
コンクリート代が異常に高い地域であること
等、
特殊な地域理由があるのかも知れません。
※これも理由にならない。
前回見積もりも今回も
建築場所は同じ。
ただただ武田さんの実行支援が
心底うらやましいかぎりです。
※私が47人・・いれば、
日本全国どこでも直接面談で
お手伝いできるんですが・・。
ためになる記事をいつも本当にありがとう
存じます。
※・・で、
Kさんのマイホーム建築の
進め方でマズイ部分を指摘します。
生活設計的に、本当にマズイ。
読者の皆さんは
決してマネをしないように・・。
「建築業者は契約直前まで
きちんと比較検討しよう。」
・・と、いつも言っていますが、
今回のKさんは、そうなっていない。
「どうして? ちゃんと3社の
見積もりを取って比較検討して
1社を選んだじゃないですか。」
という声が聞こえてきそうですが、
ちゃんと比較検討されていない!
・・んです。
34坪の建物の見積もり時点では
確かに、比較検討して
「良心的な1社」を選びました。
その後・・予算を縮小して27坪の
プランにした段階で、
その「良心的な1社」だけに
見積もりを依頼しています。
これがダメ!・・です。
まったくプランが変わったのに、
1社だけに見積もりさせては、
市場原理が働かない。
(当たり前)
「良心的な業者」の言いなりの
価格で建てることになります。
プランがまったく変わったのなら、
選択業者も白紙撤回!
一からやり直し!・・です。
新たなプランで、あらためて
3~5社に見積もり依頼して、
「契約直前まで
きちんと比較検討!」
しなければなりません。
「契約直前まで比較検討!」
とは、そういうことです。
この意味をしっかり理解できて
いない顧問会員が多い。
「契約直前まで」・・とは、
契約する数時間前・・とか、
契約する一日前・・とか、
そういうレベルのお話です。
本当に契約直前まで、3社とか
5社とかを、徹底比較する!
・・ということです。
武田さんの言うとおり・・
5社を比較検討して1社にしぼり、
その1社と3か月打合せした後、
請負契約をしました。
・・などと、
ゆるいことをしていてはいけない。
(大金をたれ流します)
それは、「武田さんの言うとおり」
・・ではない。
人生最大の買い物です。
のんびり構えないようにしよう。
「直前とは、ホントの直前!」
・・ってか。