武田つとむファイナンシャルプランナー事務所 岩手 盛岡駅前
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2015/12/22 ZUU Online 社会保険労務士 菅野美和子さんという人のお話。 57歳のA子さんは早目の退職も 考えています。 仕事にやりがいを感じていますが、 親の介護もあり 少し疲れぎみとなっているのです。 ところが 定年を前に早期退職した先輩から 「退職して3年で1000万円の貯金がなくなった」 との話を聴きました。 定年後は年金だけでは生活できない のでしょうか。 共働きのA子さんは、給料を 夫婦それぞれが使うというスタイルですので、 このままでやっていけるのかしらと、 定年後の生活が急に心配になってきました。 定年後の生活は2つの財布に分けてみる 定年後の生活を考えるとき、 2つの財布に分けてみるとわかりやすいです。 ※う~ん、どうでしょう。 あまり意味が無い・・かも。 それよりも、 生活設計の正攻法、 「我が家のキャッシュフロー作り」 をすることを、お奨めしたい。 ◆「日常の生活費を出し入れする」財布 1つめの財布は日常生活費を出し入れする 財布です。 現役時代は毎月、給料が入ってきます。 その給料のなかでやりくりしていれば 財布の中にお金は残るはず。 お金が残っている人は、やりくりができている人で、 不足してどこかからお金を足している人は、 給料の範囲内でやりくりできなかった ということになります。 定年退職後は、この給料に当たるものが年金です。 年金額は 「ねんきん定期便」などで見込額がわかります。 自分の見込額で毎日の生活をやりくりできますか? また、年金の支給開始はいつからですか? 60歳から年金を受け取れない人が 60歳で仕事を辞めてしまうと、収入がなくなるので、 1つ目の財布は機能しなくなります。 A子さんの先輩のように、年金受給開始前に退職し、 まったく収入が入らなくなれば 3年で1000万円の貯金がなくなるということも 起こるでしょう。 ◆「大きな出費に備える」財布 2つ目の財布は大きな出費に備える財布です。 住宅の修繕やリフォーム、冠婚葬祭、 大型家電の買い替え、旅行、病気や介護など、 臨時にまとまったお金が必要になることがあります。 1つ目の財布でまかなえない大きな出費は 2つ目の財布から出します。 2つ目の財布(貯蓄や保険など)にどのくらいの お金があるでしょうか。 2つ目の財布が大きな出費をカバーしてくれれば、 1つ目の財布に影響はありません。 現役時代は、 ボーナスが2つ目の財布の役割を果たしていました。 教育費がかかるときは子どもの授業料を ボーナスで支払ったり、 家電や家具はボーナス時で購入したり、 旅行にいったり、貯蓄にまわしたり、いろいろと 活用できたでしょう。 退職後はこのボーナスがなくなります。 定年前にしっかり2つ目の財布を用意しておくことが 必要です。 気をつけておきたいのは毎月の不足分です。 1つ目の財布に毎月不足が生じれば、 2つ目の財布から補充していくことになりますので、 しだいに2つ目の財布も危うくなっていきます。 ◆2つの財布に入ってくるお金の整理を 定年後の暮らしを考えるときには、 1つ目の財布に入ってくるお金(=年金)、 2つ目の財布に入ってくるお金(貯蓄など)を しっかり把握しましょう。 まずは、 年金の範囲内で生活していけるかどうかです。 共働き家庭、会社員と専業主婦の家庭、 シングルの人など、それぞれで環境は違いますが、 入ってくる年金を確認しましょう。 ※これは、生活設計する上で 非常に大切なことです。 キャッシュフロー作りでは、 必須要素です。 30代あたりから年金について しっかり理解して、 キャッシュフロー表を作成して 一生の見通しを立てながら 生活していきたい。 公的年金については、今後、年金の水準が 大幅に伸びていくことはないと思われます。 なぜなら、 平成27年度から「マクロ経済スライド」が導入されて、 平均余命が伸び、 保険料を負担する若い世代が減少すると、 年金額が下がる仕組みになっているからです。 当分の間、物価の上昇に合わせての年金額増は 期待できないと思います。 ※「当分の間」ではなく、 物価の上昇に合わせての年金額増は 永遠に無い・・と思った方がいい。 むしろ・・(年金制度継続のために) 支給開始時期が遅くなる、 68歳受給開始などということが 現実になる・・と思われる。 それでも、 やみくもに不安を感じる事がないよう、 我が家のキャッシュフロー表を 作っておきたい。 65歳支給開始後の人生はこうなる。 68歳支給開始の場合でも 人生はこうなる。(だから心配は無い) ・・という状況を作っておきたい。 年金以外に、 1つ目の財布に補充できるものを検討し、 2つ目の財布に、安心できるような金額を確保 しておくことが必要です。 ※「財布を2つ持つ必要」があるとしても、 2つ持てない人がかなりいる ・・ことも考えられます。 やはり、生活設計をお奨めします。 我が家のキャッシュフロー表を 作ることをお奨めします。 「老後の生活が心配」と言われる人も多いですが、 どこから考えてよいのかわからないということも あるようです。 こんなふうに整理して、 退職後の準備をはじめませんか。 ※こんなふうに「2つの財布」ではなく、 きちんと生活設計しよう。 キャッシュフロー表を作成しよう。 もうすぐ60歳でまにあわないと思う人も、 働く期間を延ばせばかなり改善できるはずです。 ※健康で元気なうちは働きたい。 生活設計の方法は・・ 1)支出を減らす。 2)収入を増やす。・・の2つのみ。 働けるうちは働いて、 収入を増やすことは、 家計改善に大きく貢献します。 「老後の生活が心配」 ・・なんて感じなくて済むよう、 30代の内から、 我が家のキャッシュフロー表を 作っておきましょう。 ( 後半へ続く )
我が家のキャッシュフロー作り ・・っと。
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