今回は、
ライフプランニングの終わりを
両親がなくなるとき(50年後)までにして、
子供に資産をいくら残してやれるか
(あるいは残せないか)を見たい。
今回に限らず・・生活設計は、
夫婦の生涯を通じて行ないます。
(双方が亡くなるまで)
自分の頭で考える生活設計。
〇メール顧問会員希望のMさん(40代)
(相談:ライフプランニング)
今日・・4/6(水)は、
新規メール顧問会員の受付け日です。
いただいたメール・・。
〇相談内容
1.( 略 )、子供の〇〇段階に応じて
親がライフプランニング修正できることが
必要と考えている。
子供への〇〇は行政、地域、時代等によって
異なるので、親がそれらを把握しながら、
自分たちの手で親子に最適な
ライフプランニング表を立てられるようになりたい。
今回は、ライフプランニングの終わりを
両親がなくなるとき(50年後)までにして、
子供に資産をいくら残してやれるか
(あるいは残せないか)を見たい。
※今回に限らず・・生活設計は、
夫婦の生涯を通じて行ないます。
(双方が亡くなるまで)
2.現在は共働きであるが、妻は派遣で、
現在の職場は最長でも子供が
小学校〇年の〇月末で退職しなくてはならない。
そのあとも働く予定であるが、
収入が安定しないので、妻の収入は
定収入としてはカウントせず計算したい。
※まったくカウントしないのはまずい。
現実と全く違う資料ができ上がる
ことになるので、「意図的な操作」は
行わないようにしたい。
「収入は少なめに、支出は多めに」
などという
典型的な「意図的な操作」は、
生活設計で行なってはいけない。
月単位ではわずかな金額でも、
数十年間では大金になっている。
難しいとしても・・
「現実にはこの金額だろう」
という金額を設定しよう。
3.生命保険は、
夫は
本人に万一の際の月10万円支給が
65歳まで続くタイプの65歳払い込み終了型の
家族収入保険(優良体・非喫煙者割引タイプ)と
※ ・・。
60歳で払い込み終了型の
円建保険金額保証特約付き新終身保険
(米ドル建て※561万1680円の払い込み
に対して1000万円給付。
給付金は円でもドルでも受け取れるタイプ)で、
※ ・・。
この2つは今後も残したいと思っている。
※ ・・。
しかし、
終身のがん保険と医療保険
(月々の支払9163円)は解約検討中。
※さっさと解約した方がいい。
(当たり前)
他方、妻は
終身のがん保険と医療保険(月々支払は5245円)
は解約検討中。
※さっさと解約した方がいい。
(当たり前)
夫の保険は最初の二つで十分か、
※ ・・。
「十分か」って、もっと入りたい?
保険屋に洗脳されているように見える。
また妻に保険不要か知りたい。
※健全な家計であれば、
65歳までとか、60歳までとか、
保険料を払う必要は・・無い。
4.負債はなし(家は賃貸)。
資産は、流動資産のみ。
日本円で日本の銀行に1470万円預金。
日本株で40万円、米ドルで900万円
外国の銀行に債権のみの投資信託購入。
(米ドルが76円~82円時に
580万円分購入し、現在は円安のため為替益)
5.マイホームは、持つ予定なし。
子の事情もあり、持ち家が重荷になるかも
しれない危惧、夫妻が借金嫌いなこと、
持ち家のメンテに興味がないことなどから、
家を持ちたくない気持ちが高い。
そのため、賃貸のままで子が家を出たら
もっと安いところに越すこと、
年齢によって退去要求されないURに入る、
もしくは田舎にある妻の実家(戸建)に引っ越す、
もっと後には、一人暮らしが難しくなれば
一時金なしで全込みで月12万くらいの
老人ホーム入居を考えている。
6.年金試算をしたいが、
妻が過去3年間私学共済に入っており、
ねんきんネットだとこの期間が外されて計算
されてしまう。
夫が先に亡くなった後の妻の生活が心配。
(おそらく年金は12万くらい支給かと
思うが、介護費用と合わせて
どのくらいの資産を残してやればいいか)
※現状診断のキャッシュフロー表で
すべてが分かる。
「いくら遺してやればいいか?」
ではなく、
「このままで人生が推移すれば、
夫が亡くなり、その後・・妻が
亡くなるまでの人生はこうなる。」
・・ということが分かる。
つまり、夫婦の一生が1ページ
の資料ですべて見える
・・ことになる。
7.70歳くらい目安で月5万円くらいの収入を
2人でがんばる。
健康維持のため夫55歳くらいからは
夫婦でジムに通って体力づくり(月2万?)。
ジム通いくらいが贅沢な出費となる見込み
であるが、これは年金暮らしを支えるには
重すぎる出費かどうか。
〇生活設計についての意識
【夫】
40ウン歳で子供を授かり60歳定年時には
子供はまだ10ウン歳である。
できれば大学まで進学してほしいが、
22歳卒業時まで〇年ある。
定年後も働くつもりだが給与は下がるため、
今のうちにお金を貯めておきたい。
会社の業績はリーマンショック後に
落ち込み気味であり、ボーナスには期待できない。
〇〇歳で役職定年。
月々の給与から貯蓄を蓄えるために
無駄な出費は極力抑えたい。
※「無駄な出費」
生命保険でやっていそう・・に見える。
「常識」は業界が作っている。
【妻】
働ける間は長く続けられる仕事でばりばり頑張り、
そのお金は将来のために貯蓄。
お金は、情報を集めてあせらず長い目で増やしたい。
※「お金を増やす」
業界にだまされないように・・。
「常識」は業界が作っている。
ふるさと納税、医療費確定申告など節税、
株式投資、預貯金の預け替え、
子供の〇〇福祉共済(親の死後毎月2万円子に支給)
など。
また子が将来地域で生きていくためのネットワーク
づくりをして、子が孤独死しない環境を作り、
親は安心して死にたい。
子供が小さい間は、思い出作りのため
妻の収入の1割くらい使って家族旅行など
(500円玉貯金で
通常の貯蓄とは別会計で計上している)。
そのほかの基本生活費はなるべく質素倹約。
老後にお金がなくて後悔しない生活をしたい。
妻は生来病弱のため、夫や子供に
長く迷惑をかけないよう、健康増進に努める。
※夫婦そろって「節約」の意識が
強いように見えますが・・
「ガンガン質素倹約して、
1年間に5万円も節約♪」
して喜んでいる人が、
生命保険や金融商品で
1年間に50万円もお金たれ流し、
・・などという話はよくあります。
M家が
そうでなければいいんですが・・。
○住所: 略。
○家族構成
夫: 40代・会社員(正社員)
妻: 40代・会社員(派遣社員)
子: 保育園。
※メール顧問会員になるための
案内を送りました。
隊長! 終身保険に入っている人、
また・・発見しました!!
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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