同様な性能を希望する場合、
プラン作成の現段階から
お伝えし進める
ものなのでしょうか?
※計画に大きな影響を及ぼし
そうな、そのような希望は、
プラン作成段階ではなく、
相談の初回面談時点で
伝えるべきことです。
(当たり前)
何度も打ち合わせをしてきて、
Yさんからは・・ここまで、
「せいのう」という言葉は
一言もありませんでした。
マイホームの性能にこだわる人は、
当初から言ってくるものです。
(キリンのYさんのように・・)
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/87a81411137fbf4b3c8d8c0ea16df180ed5242b9.01.2.9.2.jpeg)
マイホームの打ち合わせは、
「どのような家を求めているか?」
・・を、探る作業でもあります。
「茶碗ネコのYさん」の場合も、
何度も打ち合わせを重ねながら
探ってきていきます。
(性能は求めていなかった・・)
以下の記事を読んで・・なお、
「高性能住宅」を希望する場合は、
あらためて、お知らせください。
自分の頭で考える生活設計。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/63861bfb233d22bff59d4fc2745524fbc1bb9a55.01.2.9.2.jpeg)
〇顧問会員のYさん(40代)
(相談:生活設計・マイホーム取得)
2017.4.4、現状診断 終了
いただいたメールの中から・・。
※メール文が多岐に渡っていて、
取り上げるべきテーマが色々あり、
一つの記事ではコメントできません。
なので、テーマごと分割して掲載します。
■性能について
ヤギのMさんの記事を読んでいたら、
性能について以下のような記載がありましたが、
・長期優良住宅
・UA値:0.33 C値:0.5
・省エネ等級:4
・耐震等級:3
・準耐火構造
・W断熱(外・内)
同様な性能を希望する場合、
プラン作成の現段階からお伝えし進める
ものなのでしょうか?
私達の場合、まだ性能については
一切触れていなかったので確認でした。
※「性能について一切触れない」
のが、住宅建築を計画した人の
大部分です。
(武田FPも、佐々木FPも)
高性能住宅にしたいですか?
建築価格が当然高くなりますが、
だいじょうぶですか?
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/e62f3d29b52f2bce73842ef86a1bf7d01a7bf143.01.2.9.2.jpeg)
ヤギのMさんが契約した
建築価格は2,910万円でした。
36坪ですから、坪80万円。
このケースで、Mさんは
特に高性能住宅を希望した
わけではありませんでしたが、
残った2社の内の1社が たまたま
高性能を志向する工務店だった
・・ということです。
(〇〇〇ホーム)
Mさんのプレゼンコンペ結果。
10:00 〇〇〇建設 3,110万円
11:00 〇〇〇ホーム 3,024万円
( お昼休み )
13:00 〇〇ホーム 3,160万円
14:00 (株)〇〇〇〇 2,872万円
15:00 〇〇〇ハウス 3,131万円
2社のどちらにするか?
検討している時点で
武田FPがプレッシャーをかけて
100万円単位で安くさせました
が・・。
(それでも、坪80万円)
これまでマイホーム建築の
お手伝いしてきたほぼ全員が
「性能」にはこだわりませんでした。
唯一の例外は、最近契約して
もうじき着工するYさん(キリンの)
ただ一人でした。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/87a81411137fbf4b3c8d8c0ea16df180ed5242b9.01.2.9.2.jpeg)
Yさんの場合は当初から、
土地を探している段階から
「高性能住宅」を希望していました。
なので、私も理解していて・・
「これは大変なことになるぞ・・。」
という印象を持ちながら
打ち合わせを進めてきました。
(事実、とんでもないことになった)
「このような家を建てたい」
という希望は、
「性能」にこだわってこうしたいとか、
「健康」にこだわってこうしたいとか、
「構造」にこだわってこうしたいとか、
「設備」にこだわってこうしたいとか、
「間取り」にこだわってこうしたいとか、
「仕上げ材」にこだわってこうしたいとか、
「外構」にこだわってこうしたいとか、
色々なことが、だれでもあるものです。
そのような希望は、それぞれの
会員が当初から会話の中に出てくる
ので、私も理解した上で話を進めて
います。
逆に、会話にいっさい出てきていない
ことについては、そちらへの関心は
無いものとして進めています。
《参考》 キリンのYさんのプレゼンコンペ
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/87a81411137fbf4b3c8d8c0ea16df180ed5242b9.01.2.9.2.jpeg)
※結局は、Yさんがピックアップした
高性能住宅を志向する工務店
から4社、
私が付け加えた1社で5社です。
最後の15時にエントリーした
私が付け加えた〇〇ホームは、
普段は「高性能住宅」を志向して
いるわけではありません。
・・が、
UA値:0.4 C値:0.5 には、
対応できるか?・・と聞いたら、
「だいじょうぶです。」
ということだったので、
エントリーしてもらいました。
結局、コンペは10月28日に
行なわれ、
以下の結果になりました。
金額は、36坪の住宅建築と
外構工事の合計額です。
各工務店には、まったく同じ
設計図書を渡していますが、
今回も大きな金額差になりました。
10:00 H〇〇工務店 4,152万円 115.3
11:00 T〇ホーム 4,087万円 113.5
昼休み
13:00 S〇建築 4,345万円 120.7
14:00 N〇ホーム 4,505万円 125.1
15:00 T〇ホーム 2,942万円 81.7
※赤い字が建築価格です。
その右側が坪単価です。
(外構工事も含んでいますが・・)
いや、しかし・・
こんなことって、あるでしょうか?
いくら高性能だからって、
36坪の普通サイズの家の
建築に4千万円以上もかかる?
いくら高性能だからって、
坪単価が120万円とかって、あり?
これが現実・・なんでしょうか?
普通の表情で4千万円以上の
見積もりを提示するところを見ると、
高性能志向の工務店は皆、
これが当たり前・・と思っている
ように見えます。
次々と提示される高額見積もりに
Yさん夫妻、だんだん固まって
きてしまいました。
3社目、4社目・・と、ますます
高くなっていきます。
現実を思い知らされた感じ・・です。
一般的な家は、きちんと比較検討
すれば、坪65万円で建つものです。
いくら・・高性能住宅だとしても、
せいぜい高くても、坪80~90万円
でできるものと想像していました。
勘違い、思い違い、・・でした。
高性能を志向する工務店では、
そんな常識は通用しませんでした。
現実を知りました。
で・・コンペの5社目、
15時に登場したのが、私が
最後に付け足したT〇ホームです。
自信無さそうに一通り説明して、
恐る恐る提示した見積書を見て、
(4千万円以上・・と洗脳されていた)
Yさん(妻)の口から思わず声が!
自信無さげな・・T〇ホーム、
「うちが、一番高い・・ですか?」
(バカめ、ダントツに安いんだよ)
そういえば・・コンペの何日か前に、
「どう?今回は自信ある?」
と聞いたら、
「いやあ、高くなってしまったんで。」
と、自信が無さそうでした。
普通の住宅に比べたら、
高性能の数値を満たすために
高くなるのは当然のことなんですが、
「高くなり過ぎた」
という印象を持っていたようです。
結局・・今、このT〇ホームで
契約の詰めをしているところです。
設備をグレードアップして、
3千万円をちょっと越える金額で
契約することになりそうです。
他の4社すべてが4千万円以上
だったので、不思議なもので・・
3千万円なんて、
すごく安く見えてしまいます。
高性能な家を建てたい人へ。
《 教訓 》
高性能住宅だからといって、
「こだわり工務店」のみで
比較検討してはいけない。
「こだわり3社」
「こだわり以外2社」
ぐらいの構成で比較検討しよう。
もし、Yさんがピックアップした
12社の中だけで、
エントリー5社が決定していたら
・・と思うと、ぞっとします。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/5b561531b41dd154bf1326bcc9d4fe4475859b8c.01.2.9.2.jpeg)
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c863c1037a1e249a1a097203e8b6e33233aceced.01.2.9.2.jpeg)
《Y家マイホーム取得への道 》
0 ヒアリング
1 家計の現状診断 4/4
2 ライフプランニング(生活設計)4/22
3 資金・ローンの目安を立てる 4/22
4 土地探し 売買契約 決済
5 展示場ほか見学
6 住宅プラン作成 図面作製
7 複数の住宅会社でプレゼンコンペ
8 業者決定・請負契約
9 事前手続き
10 着工・地鎮祭
11 完成引き渡し 入居
12 住宅ローン返済開始
《 Y家の概要 : 現状診断時点 》
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/26cbc08bc747e0e44c4b1af4a3c1888136f3b30d.01.2.9.2.jpeg)
![](https://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=70cf3dce3d45c935fbd1efc234e4e6b1aed35b25.01.2.2.2j1.jpg)
家族 : 40代団体職員の夫、
30代公務員の妻、
高校生、中学生、幼児、・・の、5人家族。
相談 : マイホーム取得。相続。
住居 : 実家に同居。(一戸建て)
収入 :
夫 年収430万円 (手取り348万円)
妻 年収571万円 (手取り459万円)
貯蓄 : 5,550万円
借金 : 無し。
生命保険料 : 87.26万円/年 (総額:4,255万円)
夫
※ ものすごく数が多すぎて
書くのが大変です。 ・・ 後日。
死亡保障必要額 検証結果 :
現時点 10年後
夫 -1億3,243万円 -1億5,222万円
妻 -8,932万円 -1億1,930万円
「必要資金」から「手当可能資金」
を引いた結果なので、
-(マイナス)は不要ということです。
マイナスが億単位だということは、
逆立ちしたって生命保険は全く不要!
・・ということです。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/d1ca07b0ec2d40e1e508151f4e076a54f634300f.01.2.9.2.jpeg)
※まったく不要な生命保険に、
これでもか、これでもか、・・と
お金をつぎ込んでいます。
![](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/59af3dc4d2d24db59d2004b648ca7cedd68c115e.01.2.9.2.jpeg)
こうせいのう・・は、
とんでもなくお金がかかる。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて17年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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