自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 武田 つとむ
発見したばかりのQ&A記事を取り上げて、
コメントしています。
STOP WAR! STOP PUTIN!
Q
家計診断をお願いします!
今後の働き方や子供の人数について
夫婦で考えに相違があり、皆様ならどうされるか
ご意見をお聞かせいただければと思います。
【私たち夫婦について】
・ 夫:38歳・年収1000万円・会社員
・ 私:32歳・年収600万円・公務員・現在産休中
・来月男の子が産まれます(第一子)
・貯金3000万円(夫1000万・私2000万)
・住宅ローン残債3000万(夫名義・残り30年)
・東京都内在住・私の実家から徒歩15分
・結婚5年目
※このまま共稼ぎを継続するのであれば、
まったく何の不安も感じなくていい家計です。
生命保険も 一生不要なので、他の夫婦のように
生命保険でお金をたれ流す必要もないし、
何の心配も不安も 感じる必要はありません。
【質問】
①ローンの返済について。
私は後500万円程度貯金が貯まったら、
一括で返済してしまいたいと考えています。
※はい、健全な考え方です。
しかし夫は繰上返済はするつもりがないとのこと。
※おバカさんです。
理由は住宅保険は死亡保険代のかわりでもあり、
※おバカさんです。
保険屋さんとかの営業トーク通りです。
しっかり 洗脳されています。
なぜ、おバカさんなのか?
① 生命保険料でお金をたれ流します。
②住宅ローンの利息でお金をたれ流します。
合計で、少なくないお金をたれ流します。
現金はなるべく
手元に置いておいたほうが良いとの意見です。
(夫は至って健康です)
※そうやって「手元に置いたお金」を、
あーしましょう、こーしましょう・・と、
金融業界や保険業界が営業を仕掛けます。
ローンは私が組んでるわけではないので
強く言えないのですが、
完済できるだけの貯蓄があっても
予定通り返した方が良いものなのでしょうか?
※さっさと返済した方が、
大量のお金たれ流しを止めることができます。
②夫は専業主婦を希望しています。
待望の第一子ということもあり、
仕事はやめて子育てに専念してほしいとの
ことです。
※おバカさんです。
そうなると、ライフプランニングは、
まったく別物になってきます。
私はお金をできるだけ残したいので
仕事を続けたいと思っています。
※はい、続けた方がいいに決まってます。
考えたくはないですが、
夫が病気やケガをするかもしれませんし、
離婚するかもしれませんし...
※はい、それらの可能性は ゼロではありません。
共稼ぎで 潤沢なキャッシュフローを
継続できていた方が、
リスクは限りなく小さくなります。
それと夫は片働きになったら生活水準が
下がるとは考えてない気がします(・_・;
※はい、現在の年収での生活に
慣れてしまっているでしょうね。
都内住み、ローンあり、子供0歳で
世帯年収1000万円でもある程度余裕を持って
生活できるものなのでしょうか...?
※客観的に見れば そういうことですが、
もう5年も 現在の収入と支出に
慣れきっているとすれば、
収入が600万円減った状況での支出に、
対応は難しいかもしれません。
③夫は子供が2人は欲しいと言っています。
もう一人産むなら絶対に仕事は辞めないとは
伝えています。
ただし、年齢的にも経済的にも私はかなり不安です...
将来どうなるかわからないとはいえ、
現在私たちの状況だった場合、
皆様なら子供の人数をどのようにされますか?
※現在のダブルインカムのままであれば、
普通に考えれば、子供は2人でも
3人でも 問題は無いように見えます。
夫は楽観主義者で
「なんとかなる!」という性格なのですが、
私は絶対大丈夫だと確信できないとなかなか
前に進めないタイプで、
ライフプランでの衝突が多いです。
※それは、きちんと生活設計してみた
ことがないからです。
生活設計してみればいいことです。
夫婦の生涯のキャッシュフロー表を
作ってみればいいことです。
お互いに少し極端なところがあるかと思い、
皆様ならどうお考えになるか知りたく質問を
致しました。
よろしくお願い申し上げます。
※下に、キャッシュフロー表の実例を
掲載します。
参考に夫婦で、自分たちのモノを
作って見ましょう。
A ※この回答者は、保険屋さんですね。
①病気だけが保険の対象ではありません。
例え健康でも交通事故には勝てないでしょう。
最低でも定年時まで借り入れは維持していた方がが
保険としてのメリットがあります。
※この営業トークに だまされないように。
定年まで死亡保障が必要なことはありません。
保険加入は、基本的にお金を失う事です。
できるだけ、保険には加入しない方がいい。
②出産が終わってから考えた方が良いですよ。
あなたもお子さんも託児できるような健康体で
いられるかどうかは今はわかりません。
あなたの考える「ある程度余裕もって生活」が
どの程度の事を指しているかわからないので、
回答不能です。
③ご主人1馬力で専業主婦とお子さん2人は
通常なら余裕の年収です。
それで不安があるという事は
一体どんな生活をしているのかと思います。
現状の2馬力なら年間600万程度の貯蓄が可能
なはずです。
ご主人の定年まで25年とみても1億5千万の
貯蓄ができますし、
専業主婦となったとしても年間300万に貯蓄
はできますので、6000万の貯蓄が可能です。
現在に貯蓄額にそれぞれ上乗せされますので、
不安になる要素は無いと思われます。
どちらかと言うとご主人は大筋において
問題無いようにしてから行動するタイプ、
あなたは不安要素をはっきりさせずに恐れる
タイプのようです。
起きる可能性のある問題を列記して、
それぞれの対策を考えておいたらどうですか?
見えない・わからない事を潰していってください。
A
① 人それぞれの考え方です。
個人的にはご主人と同じ考え方です。
② 余裕は各家庭によって違いますが
一般的な生活を送るなら多少の余裕はあります。
③ 2人目が欲しいなら産んでも良いかと。
参考事例 《 M家 30代:子供2人 》
2021年3月
※子供2人4人家族のキャッシュフローグラフ。
( 一年ごとの貯蓄残高の推移 )
※同じく キャッシュフロー表。左が現役、右が老後。
読者の皆さんも 参考にして 作成してみましょう。
黄色のワクが、子供にかかる費用部分です。
※現役の拡大。
※老後の拡大。
※子供がいる時期の 死亡保障必要額、
どうなるか? きちんと検証してみましょう。
まず、夫は・・?
※そして、妻は・・?
※夫婦の「死亡保障必要額の推移」をグラフで
見てみましょう。
※このケースでは・・
子供が2人いても、フルタイムの共稼ぎなら、
死亡保障が不要なことが分かります。
つまり、生命保険に加入して お金を失う必要がない
・・ということです。
隊長! また おバカさんを発見しました!
・・っと。
〇 商品販売をしない。 〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて21年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所
(有)エフピー・ステーション
宅地建物取引業免許:岩手県知事(5)第2138号
電話:019‐629‐3115 FAX:019-629-3116
メール:fpst@axel.ocn.ne.jp
《 スタッフ & 勤務シフト 》
武田FP 1級FP技能士 宅地建物取引士
自宅:10時~15時 事務所:15時~18時
佐々木FP 3級FP技能士 ( 日本一の )
事務所:10時~15時