『間違いだらけの不動産購入』
大手ハウスメーカーの所長と
土地の仮契約をしていました。 ※おバカさんです。
自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 宅地建物取引士 武田 つとむ
発見したばかりのQ&A記事を取り上げて、
コメントしています。
Q
建築条件付き土地価格 話が違う
大手HM 建築条件付き分譲地を
開発前に営業所長から話をいただき、
私たちの希望の大きさ、場所で
土地を仮契約しました。
※おバカさんです。
不動産の売買契約や建物の請負契約に、
「仮契約」とか「本契約」とかの
区別は存在しません。
客に気軽に応じてもらうために
「仮契約」という言葉が使われています。
いかがわしい営業行為をする業者が
少なくないので、注意が必要です。
本当に土地の売買契約をしたのであれば、
土地の所在・面積・価格が明確にされ、
それを確認した上で 署名・捺印
( 売主・買主の双方が署名・捺印 )
して、
買主が売主へ手付金(100万円とか)を
払います。
そのような双方の行為をしたでしょうか?
その時まだ価格は決まっておらず、
※であれば、「契約」そのものが
できなかったはずですよ。
最終的に価格が上がっても
うちは坪単価◯円で販売します
と口約束をいただきました。
※おバカさんです。
ということは、
「契約書」に「金額」の記載はない
ということですよね。
メールやこちらのメモで
その約束は残っています。
※「契約書」があって・・・
その「契約書」に「金額」の記載が無ければ、
何の約束もなかった という事になりそう。
それから色々あり開発に約1年かかり、
担当も営業にかわり
間取りの打合せを進めてきました。
※おバカさんです。
マイホーム建築する上で、最悪な流れです。
当初から業者を決めて進めてはいけません。
同じ建物でも業者によって
500万円とか1000万円とかの価格差に
なってしまいます。
建築条件付き土地で進めると
そのように ならざるを得ません。
そしてよくやく分譲地の価格が出てきた
のですが
坪単価が約束していたものより
3万程上がっており、
所長との約束は聞いていないと言われて
しまいました。
※「釣った魚にエサはいらない」
どうせ ウチで建てる客だ。
とにかく 押し通してしまえ 状態。
土地の大きさも希望したものより
2坪大きくなっていて
予算オーバーしています。
※押し通せ、押し通せ 状態です。
色々と話が違いすぎてそれでは困ると
今度その営業所長と話をすることになった
のですが、
これは私たちは勝ち目はないですか?
所長との坪単価のメモ、メールは残っています。
※おバカさんです。
まだ「商品」として売れる状態に
なっていない土地を、
その所長が安易に紹介してしまった
( 予想販売価格も言ってしまった )
が、
時間をかけて やっと販売できる状態に
なってみたら、所長の予想価格よりも
坪3万円高くなったということです。
土地の場所・面積・価格を特定して
契約しているのであれば、
「契約と違うじゃないか!」
と争うことができますが、
文面からは そうではないように見えます。
「仮契約」などというものは ない。
当初から業者を決めてはいけない。
A
現役不動産営業マン
(宅建・二級建築士・FP資格あり)です。
不動産売買に
仮契約という法的概念はありませんが、
具体的には相手会社とどのような書面を
交わしたのでしょうか?
その内容によって回答が大きく変わります。
A
契約の内容によります。
仮契約と言うものは存在しませんが
内容に土地の広さと価格が明記されて
いますか?
それ以外の口約束、メールなどの記録からだと
係争になったときに証拠として扱われない
可能性があります。改ざんできるからです。
A
坪単価の約束のくだりは
仮契約の条件となっていたのでしょうか?
仮契約と言えど
双方が合意した一定の法的拘束力があるはずです。
ないのであれば
そもそも仮契約を行う意味がありません。
メールという重要な証拠も残っていますので、
HMは応じる義務があるばすです。
ただ約束を反故にされた場合でも
仮契約で支払った手付金の倍返し程度なので、
先にいくら払っているかによって
相手の対応は変わってくるかもしれません。
・・っと。
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