4059853 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

想い出は心の宝石箱に。。。

想い出は心の宝石箱に。。。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2014.08.18
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類


にほんブログ村

 

 

 

     テレビ地上波初放送ということで、<  少年H  >を見ました。

     原作は、妹尾河童の自伝的小説で、1997年講談社より刊行。この映画は、2013年

     8月に水谷豊、伊藤蘭主演で公開されたものです。



                       



     鑑賞後、なにか腑に落ちないというか、喉にひっかかる違和感を感じたのでした。

     戦後派の皇子にとって、戦前・戦中の出来事は人伝に聞いたり、書物で読んで

     推察するしかないのですが、主人公少年H ( 妹能河童 )があの劇中のように、

     正義感溢れる発言・行動を当時したのだろうか?そして、出来たのであろうか?と。

     事実を何も知らされずに、勝利をただ信じ戦争にかり立たれていったのが、国民の

     実態ではなかったのかと。ましてや、少年のごとき Hに真実を洞察する力が、

     あったとは思えません。



                       


    

     ウイキペデイアで調べてみると、やはりこの作品に対して、同世代の児童文学作家

     の山中恒が<  間違いだらけの少年H  >という本で、酷評したそうです。

     単に年表と新聞の縮小版をふくらませて作りあげたもの、戦後の価値観や思想に

     基づき、初めから結論ありきで書かれた作品であると。   

     ここで、胸のつかえが、とれたのでした。


     言論自由となった今だから、少年Hの口を借りて当時の風潮に対する批判を、

     書いただけではないのでしょうか? あの時は言えなかったから、後だしじゃんけん

     で発言したところに、なんだか自己正当化・偽善者の妹尾を、感じたのでした。

     海中のわかめのごとく、あなたも時代に流されて右や左に、ただ揺れ動いた一人では

     なかったのか?、と。

 

 

                           

 



     この映画によって戦時下の日本の状況が映像として、戦後派の皇子にもよくわかり

     ました。しかし内容的には、映画芸術2013年の日本映画ワースト10として、

     この映画を7位に選出した意味も納得出来ます。ちなみにワースト 1は、山田洋次

     監督の<  東京家族   >。

     ただ、久しぶりに見た激太りの 伊藤蘭、蘭ちゃんの演技は、印象に残りましたが。



                      


 

 

     戦前・戦中世代が高齢化し、戦争体験を伝承出来る人が、少なくなりました。

     言論統制、食糧不足、なかんずく戦場で亡くなった多くの御霊、あの戦争の悲劇を

     知らずに育った、平和ボケ世代の世の中になっています。

     戦争で被った計り知れない犠牲、そして敗戦によって得た自由と幸せを、私たちは

     いま一度思い起こす必要があるのでは。集団的自衛権の行使  >によって、自分

     たちの子供や孫たちを戦場に、再び向かわせねばならなくなるのですから・・・

    


     うん・・・・・<  中高年  H   >がなにいうねん、てかっ・・・

     年老いても、<  愛と夢の彷徨い人 皇子  >は、女性は原始以来太陽であると崇める、

     永遠の Hありまする・・なんか文句あるのう~~~~?!



                    ブログ村ランキング、皇子参加しています。

                         下の画像を応援クリックしてね。

                                         ↓  

                    

 

 

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.08.18 23:59:19
コメント(26) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X