想い出は心の宝石箱に。。。

    　この季節お蕎麦屋さんに、このような張り紙がしてある、お店が増えて

　　きました。

　　蕎麦は夏と秋に収穫され、夏に収穫される新蕎麦を夏新、秋のものを秋新

　　といいます。

    　夏の新蕎麦なら、6月～8月にかけてお店に出てくるわけで、今の時期9月～11月

　　の御蕎麦が秋の新蕎麦となるわけです。

       御蕎麦は使っている蕎麦粉によって、うった麺の色が白っぽかったり、黒っぽかっ

　　たりします。

　　蕎麦の実を製粉して最初に出てくる粉が＜　一番粉　＞。

　　味や香りが少なく、粘りもなくてつながりにくいのです。 この一番粉をうった

　　白い御蕎麦を、更科（さらしな）といって、皇子が一番好きな蕎麦なのです。      

      そばをうつときに、つなぎと呼ばれる小麦粉を使用します。このつなぎを一切

　　使用せずに、蕎麦粉だけで打ったものが十割蕎麦。      

　　そして、つなぎである小麦粉を2割、そば粉を8割で打ったそばが、二八蕎麦

　　といいます。そばの風味やのど越しのバランスがいいことから、手打ちでは

　　この蕎麦が多くなるわけです。

　　前置きはさておいて、皇子宅の近くに更科蕎麦の美味しい、蕎楽というお蕎麦屋

　　さんがあるんです。

　　そこで、新蕎麦でも食べに行こうかと・・

　　えっ・・閉まっている。

　　どうしたもんじゃろのう～？と思った時に、行きつけの美容室のマスターが、

　　薦めてくれた蕎麦屋さんを、思いだしました。

　　ここです、ここです、一仁。

　　店構えも美味しそうではあ～～りませんか。

　　まずは、おちゃけ・・・

　　季節限定の、岩の井ひやおろしを、注文。

　　あはっ・・・わいが飲むんではありもはん。

　　おくさまが・・ぐびぐびと・・

　　わいは、揚げ出し豆腐を・

　　蕎麦は天婦羅せいろを・・・

　　ここは、粗挽きの二八蕎麦ですね。

　　更科党の皇子としては、不満足な御蕎麦ではありますが、お味としては合格点を

　　つけてもいいかも。　

　　つ～～わけで、蕎楽がお休みの時の代役を、見つけた次第でありんす。

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