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想い出は心の宝石箱に。。。

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2018.08.18
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    ​大人でも楽しめる、​動物園と水族館​。まして子供達にとって、動物や

   お魚たちを身近に​
見るのは、彼らにとって夢のような出来事。

​ しかし、その動物園からゾウやゴリラなどの人気者が消えてしまう、危機に直面

 しているとの事。​



    
      
旭山動物園 フラミンゴの写真


 

   ​​ 日本の動物園も人間同様、少子高齢化の波が押し寄せているそうです。

​​

​    一方、ワシントン条約によって、希少な野生動物を動物園に連れてくる事が

    難しくなりました。


 また、中国・中東などで動物園の新設・拡大が相次ぎ、
動物の値段はうなぎ登り。

 キリンは3~4倍、ホッキョクグマは10~20倍に、
ここ20年間で値段が高騰

   死んだから簡単に後釜を、というわけにはいきません。




 

                    シャチ                                       5億円

                    ニシローランドゴリラ                  1億円

                    ホッキョクグマ                          6千万円

                    アジアゾウ                      1.5~3.2千万円

                    シロサイ                                 1.8千万円

                    キリン                            0.5~1.8千万円

                    ラッコ                                    1.6千万円

           

  

   


      
      

  日本の動物園が新たな対策を打たないと、2030年までにアフリカゾウは46頭

  から7頭に、ラッコは34頭から10頭に、ニシローランドゴリラは23頭から

  6頭に減ってしまうとの予測。

 

 

​​​  日本の動物園は多くが地方自治体が経営しており、<  住民の為の娯楽施設 >

  との​
考え方が主流でした。従って、動物園は狭い檻に動物を押し込めるような、

​​    < 見世物小屋  >的な発想から長い間抜け出せませんでした。




 テーマパークの​​
出現によって娯楽施設としての動物園の価値は減少し、1991年度

 6565万人だった
​入場者数も、2012年には3995万人と40%も減ってしまい

 ​ました。​​

 

   

    

                    

  

​​  ​ シャンシャン人気で​上野動物園​は昨年度、前年より入園者数が65万人増え

 450万人と、6年ぶりに400​
万人を突破。400万人超えは、父リーリーと母

 シンシンの一般公開が始まった、2011年度
の471万人以来のこと。



​​   しかし、まさに人寄せパンダであって、これは所詮見世物。しかも、

   シャンシャンは協定により、​​
2歳になれば中国へ帰る見通しなのですから・・・

 

 

​​    一方、欧米では1960年代から<  動物福祉  >という考え方に転換し、

    動物園とは​​
<   動物が満足して暮らせるよう、本来の生息環境を再現すること

    である  >と。


    動物が満足する飼育環境を整え、来場者に動物の生き生きとした姿に感動して

 もらい、
​​寄付を含め自然保護活動に動いてもらうということです。



                ​​





    生きた動物の世界をテーマにしたエンターテインメント、世界最大の動物テーマ

 パークは、
​​アメリカフロリダ州のデイズニーアニマルキングダム。

   ​​
アフリカのサバンナを再現した
もので、入場料は大人100ドル強と動物園として

  は
高いものの、入場者数は年々増えて
昨年は 1020万人。

 

 

 

 

​​    かような環境一体型の生態系展示には広大な敷地が必要で、狭い

    日本でまったく同様な​​
​​​​展開は望みがたい。しかしその中で、北海道旭川市旭山

    動物園の新たなチャレンジが、​​​​
注目を浴びています。


          
旭山動物園 ペンギンの写真
         



 円柱形の水槽を上下に行き来するアザラシ、すぐ隣ではホッキョク
グマがプール

 でダイブを繰り返す。動物と観客の距離が遠くなる欧米型の< 生体展示 >
では

 なく、< 
​​観客の反応、動きが動物の刺激になり、本来の行動や能力を発揮

 させる >​​
という、人間と動物の相互刺激・コミュニケーションに、新たな動物園

 の再生を試みて
います。

       


​    見世物的な動物園から、自然保護/動物愛護への動きとなる、動物と人間が

 コミュニケー​
ション出来る、そのような方向へ日本の動物園は向かわざるを

 えないでしょうね。



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Last updated  2018.08.18 12:40:27
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