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9月23日に開催された、コバケン指揮による秋季サンデー
コンサート に次いで、今回は山田和樹によるもの。
山田和樹 (1979~ )は、芸大指揮科でコバケンに指揮法を習っただけに、
彼の弟子とされています。
芸大を2001年に卒業後、パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団など欧米のオーケ
ストラに客演。其の後、NHK交響楽団を初め、日本フィル・読響など主要のオーケ
ストラを指揮。
2009年、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、日本人としては1959年に
小澤征爾が優勝して以来7人目の栄誉に輝きました。小澤征爾が最も期待
する、若手の指揮者と言われています。
本日の演目は、
まずは、シベリウス 交響詩< フィンランデイア >。
1899年に作曲、1900年に改訂されたもので、彼の作品の中ではもっとも
知名度が高いものですね。
作曲された当時、フィンランド大公国は帝政ロシアの圧政に苦しめられており、
独立運動が起こっていました。シベリウスが作曲した当初の曲名は
「フィンランドは目覚める」 (Suomi herää) で、独立運動の精神的支柱
となった曲でした。
フィンランド出身のレニーン・ハーリン監督による映画< ダイ・ハード
2 >のラスト(ノースイースト機が緊急着陸を試みる)シーンや、
エンディングにも使われましたので、皆様も聴いた事があるかもしれません。
続いて、ソリスト岡田奏( おかだ かな )を迎えて、ラフマニノフの
ピアノ協奏曲第二番。
函館市生まれ、15歳で渡仏しパリ国立高等音楽院のピアノ科と室内楽科を
最優秀で卒業。ヨーロッパと日本を拠点に活躍しています。
ピアノ協奏曲第2番は、1900~1901年に作曲されたもので、ラフマニノフ自身に
とっても復活のきっかけとなった重要な曲。
映画『逢びき』やマリリン・モンロー主演の『7年目の浮気』でこの曲が
使われ、特に「 逢びき 」では、至るところでピアノ協奏曲第2番が流れます。
日本でも、『のだめカンタービレ』で取り上げられていますよ。
以上の能書きは別にして、前半部はほとんど寝ていたんですよ。
実は朝起きると、鼻水がとまらない。
ゴホンときたら、龍角散
風邪にスーとストナ
効いたよね、早めのパブロン
早く飲めば早く効く、武田のベンザエース
風邪にルル三錠
出かけに風邪薬を飲んだので、コンサートホールにきてその効き目を発揮、
スイマせんと睡魔が・・・
そこで眠気覚ましになるかと、オペラグラスで岡田の顔を見ると、
えつ・・・ポートレート、何十年前のを使ってんねん!!
皇子を覚醒させることもなく、それ以後の記憶が全くごじゃいません。
15分休憩の間に、タバコを吸って心身ともに、リフレッシュ。
後半のベートヴェンの交響曲第五番 < 運命 >に臨みました。
ジャジャジャ~~ン、ジャジャヤジャ~~ン・・
と誰もが知っている、クラシック音楽では最も有名な曲ですね。
ベートーヴェンの交響曲の中でも、緻密に設計された作品であり、その主題
展開の技法や「暗から明へ」というドラマティックな楽曲構成は、後世の
作曲家に模範とされたそうです。
山田和樹は男性として小柄な体型ですが、タクトを持って指揮に入れば、
そのダイナミックさから、とても大きく見えました。
指揮台で飛び跳ね、蝶のように舞い蜂のように刺すその指揮は、
コバケンの若かりし頃はこうであったであろうと、その姿が彷彿として
よみがえりました。
ベートーヴェンの運命はよく聴くクラシックですが、山田の素晴らしい指揮と
日本フィルの一糸乱れぬ演奏に、思わず( ブラボ~~~!!! )と皇子
叫んでしまいました。
いやあ~~、山田和樹、気に入ったあ~~!!
コバケンが振れなくなったら、山田和樹の追いかけになろう?!
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