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カテゴリ:オペラ
にほんブログ村 続いては、ヴェルデイーのリゴレット。 障碍者として生まれたことから、それゆえに差別され憎まれ、マントヴァ公の 宮廷道化師として仕えるリゴレット。可愛い一人娘ジルダは、享楽主義者の マントヴァ公を、見初めてしまいます。しかし、ジルダがマントヴァ公にもて あそばれた事を知って、リゴレットは彼への復讐を心に誓います。 リゴレットが殺害に成功したと思ったのは・・・ マントヴァ公に惚れた娘が、自らの意志で身代わりになっていたのがわかると いう、悲劇。 このオペラの特徴は、親しみやすい旋律が次々とあらわれることで、その代表が 女心の歌。 第三幕で、マントヴァ公が( 女とは風に舞う翅のように気まぐれにくるくる 変わるもの )と歌いあげるアリアを、誰もが一度は聴いたことがあると 思います。 そして特筆すべきは、リゴレット、マントヴァ公、ジルダ、マッダレーナの 四重唱、< いつかあなたに会ったときから >。 居酒屋の中で、マッダレーナを口説くマントヴァ公、それを適当にあしらう彼女。 マントヴァ公の不実を目のあたりして嘆くジルダ、さらに復讐の思いを募らせる リゴレット。4人それぞれの思いがありありと音楽で描き分けた、ヴェルデイの 卓越した技法に感心致します。 オペラの醍醐味はアリアですが、上述のような重唱でとても楽しいものが あります。 例えば、ロッシーニのアルジェのイタリア女。ストーリーは、 アルジェへ拉致されたイタリア女性イザベッラが、女性としての魅力と強い意思と 機知によって、自分だけでなく恋人( リンドーロ )や同国の仲間まで、救い だすというもの。
この第一幕第四場、宮廷の大広間で繰り広げられる、登場人物入り乱れての 話を戻して、リゴレットを初めて鑑賞したのが、やはりこの魅惑のオペラ シリーズ。 お薦めは、パヴァロッテイがマントヴァ公、グルベローヴァがジルダを演じた、 このDVD。 リカルド・シャーイが指揮する、ウイーンフィルの演奏が、また 素晴らしい!!! 結果的に最愛の娘を殺してしまうという物語のむごさから、見た後暗澹たる 思いになる方も多いと思います。しかし、障碍者という屈折した思いを抱く リゴレットが、父である時にだけ人間らしさを見せるという、人間としての 感情をここまで音楽で描きあげたことへの、感動の方が勝るはずです。 ==つづく==
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