想い出は心の宝石箱に。。。

​　商社の取引形態は、​国内・輸出・輸入・三国取引​・資源開発・

​　金融​に大別されます。

​​​​　三国取引とは、​海外​の産物・商品を買って​海外​に販売することで、​​​売買の

　相手が​共に海外​になる事から、極めてリスクの高いビジネス。​

​​　
　おりしも、​中東各国​はオイルマネーで、建築ラッシュ。そこで、​建設資材​
​
​　の​三国取引​を、木材部としても開始したところでした。そのチームの

​　ヘッドは、ロスから帰任した方で、私が札幌で道材合板輸出業務を​していた時の、

　アメリカでのカウンターパートナーでした。


　彼のお父様は、​一部上場企業の社長と、まさに悠愛同様な​ハイソ​の出身。
​

​​　誰ですか？？？　​はい、そ​うですか、と、言っているのは・・　
　　​​

　仕事にはとても厳しい方でしたが、人情味溢れる人間性は、私が​会社生活に

　おいて​尊敬した上司​、二人の内の一人でした。​

　彼は、その頃から悠愛の実力を見抜いていたのでしょうか、​プロジェクト

　バッテンに、悠愛の​引き抜き​をかけたのでした。​いい仕事をするには、優秀な

　人材を確保する事が先決で、そのトレード​マネーは当時​十億​とも言われました。

　ウオンかリラか、決済通貨は​わかりませんでしたが・・・

​　夕刊​ゲンダイ​の記事によれば、マニラの飲み屋街では悠愛が​＜日本の映画

　俳優か？＞と騒がれ、フィリピーナにもてもてだったこと。この為、悠愛の

　プロマイドが市内じゅうに出回ったこともあって、弊社としてはもはや極秘裏に

　ビジネスを展開が難しくなっていたと。

　そのため、＜　プロジェクト　バッテン＞としては私の放出を、​予てから

　画策していたことから、この​金銭トレード​が成立したと​書いてありました。

​　
　具体的には、カナダ・ニュージーランドの​針葉樹製材​や、シンガポール
​

​​　の​型枠材​（シャタリング・ボード）を、​中東​各国に販売するビジネスを

​​　手がけました。


　​製材​は、厚さ、幅、長さがありますので、出荷時には​​契約通りであるか​検寸​の

　為に、カナダやニュージーランドに​飛びました。

​　しばらくすると販売を任され、中東への​長期出張​が始まりました。

​

​　それは、成約目標、​ノルマ​が与えられ、その金額が達成するまで​帰国は、

　一切まかりならんとするものです。しかし達成しての帰路時、​​​​ロンドン​か

　​パリ​で二泊三日、自由行動をしていいとの、＜​あめとむち​＞​​​のものでした。

​　ノルマ金額がが大きい事もあり、結果的に​１～３ケ月​の中東長期出張と​なって

　しまいました。いよいよ、次回からは、ラクダに乗りながら

（​​　​アカバ​へ～～！！）と、アラビアのロレンスがごとく、砂漠を​​​​縦横無尽に

　駆け回る、＜　アラビアの悠愛　＞の話となります。​​

　

   ん・・・ブロガーさん達の声が聞こえますね。

​ （　​ハカバ​へ～～！！）と、ロバに乗りながら叫び、トボトボと歩いている​話

　じゃないのか、って・・・　ションボリのションボリ。


　　　　　　＝＝つづく＝＝　　　　​​

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