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guinn's  booze ...in a mellow tone

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Dec 26, 2006
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『いしいしんじのごはん日記』(新潮文庫)

 作家・いしいしんじ氏のHP日記が文庫化。神奈川・三浦半島の先端、三崎の港近くに居を構えた氏の日々の生活(2001.9.12~2002.12.31)が綴られています。僕と同世代(氏はひとつ年上)。大阪出身で京都の学校卒。上京後、三崎に住むまでは浅草で暮らし、現在は三崎と信州・松本を行き来しているのだそうです。「ごはん日記」というタイトルだけれど、食事のことばかりが書かれているわけではありません。創作やら、お茶の稽古やら、出版社での打ち合わせやら、日常の出来事ぜんぱんを。でも、やっぱり気になるごはんのこと。三浦半島近海のそれはそれは新鮮な魚介やとれたて野菜が毎日の食卓に普通にのぼっていて、それはそれは美味しそう。三崎は港町で、いわゆる「向う三軒両隣」の隣組の習慣・制度がしっかり根付いていて、お向かいの子供やら隣のスナックのマスターやら、近所づきあいも濃ゆそうです。そしてなにより、いしい氏の暮らしぶりが気持ちよい。実に自然体。もちろん自分の心身の生活ペースや創作のペースを大切にしていて。・・・ほんとはこの日記も創作なのかっ? なんて。
 「まぼろしの猫」「素潜り」「かます塩レモン」「赤むつ」・・・気になったら、書店で手に取ってみましょう。巻末に収められてるのは、作者と三崎の魚店の主人との対談(!)。おもしろすぎ(魚屋さんが)。こんな本、そうそうないよ。

 この本を読んだあと、さっそく いしい氏の物語小説「麦ふみクーツェ」に取りかかろうと思うも、本屋で石井千さんの新刊「屋上がえり」(筑摩書房)をみつけ、とりあえずこちらから読み始めます・・・。いろんな建造物の屋上に上ってはあれやこれやを書きとめる、という趣向の雑誌連載原稿をまとめたもの。さっぱりと気持ちの良い、湯上りのような文体がお気に入りの作家さんです。彼女もまた同世代(氏はひとつ年下)。

 しっかし、今日は朝から深夜まで、東京はがっつり雨降りです。

 





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Last updated  Dec 26, 2006 11:46:27 PM
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