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カテゴリ:勝手に観光案内
川連漆器(川連塗)は、湯沢市川連町(旧稲川町川連)に古くから伝わる漆器で、その起源は12世紀終わり頃まで遡ります。
江戸時代中期~末期にその製造が拡大、販路が広がり、1975年には国の伝統的工芸品に指定されました。 川連町に資料館があり、平日と土曜午前は見学が可能です。 木材を切り出し、木地を作る工程から、塗り、沈金や蒔絵で彩を施すまで、ほぼ分業制になっており、乾燥させる時間も必要なため、1個の製品が出来るまで非常に長い期間がかかります。 こちら、木地を仕上げる途中(後述の「工房利山」にて) 資料館では、こんな大きな製品も展示されています。 完成までに5~6年かかったそうです。 こちらは、高齢者が使いやすいように、窪みをつけるなどの工夫がされた製品で、グッドデザイン賞受賞作です。 川連地区には、規模の大小を別にしても、何軒もの工房があります。 そのうち、「工房利山」におじゃまし、伝統工芸士の佐藤公氏にお話を伺いました。 工業製品に圧されている漆器を海外向けにアレンジして、高い評価を得ている同氏。 イタリアンデザインの漆器は、現地の見本市で非常に高い評価を得たそうです。 特に、デザインを現地のデザイナーに任せたところ、既定のデザインにとらわれないアイデアで、エスプレッソカップ、サラダボウル等々、ヨーロッパの生活様式にマッチする製品が数々出来上がったとのこと。 また、海外では、漆器は「自然・ナチュラルなもの」として受け入れられているとのこと。 川連漆器資料館へは・・・湯沢駅前・横手バスターミナルから羽後交通バス「大門」「稲庭梺」「皆瀬庁舎前」「小安温泉」行きで「稲川中学校前」下車 工房利山へは・・・同じバスで一つ手前「稲川庁舎前」下車 ↑blogランキングに参加しています ぜひご投票(バナーをクリック)を お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月20日 15時31分11秒
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