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テーマ:旬・シュン・しゅん♪(3074)
カテゴリ:おしゃべり・ミニネタ・身の回りのこと
昨夜の夜食は、「いものこ汁」
「夕食」は、弁当であった 「いものこ」とは、「さといも」のこと。 秋田県南部~山形県~宮城県にかけてのエリアを中心に、東北地方では、秋になると、さといもをメインに、秋の山菜をふんだんに煮込んだ具沢山の鍋料理を食します。 秋田県では県北では「きりたんぽ鍋」が有名ですが、県南では「いものこ汁」を、秋の収穫に感謝するハレ料理として好んで食します。 逆に、「きりたんぽ鍋」はほとんど食べないそうです。 具材はいものこの他、こんにゃく、長ネギ、舞茸、ごぼう、椎茸(だし兼用)。 お肉は、今回は鶏肉、鶏つみれでしたが、牛肉を用いることが多いです。 味付けは、しょうゆを使用。 みそを用いる地域・家庭も多いです。 家庭の食卓にのぼることが多いですが、休日に家族・親戚・友人連れ立って、野外でこのいものこ汁や、きりたんぽ鍋を味わう風習(?)があり、秋田県地方では「なべっこ」といいます。 「なべっこ」で振舞う料理は実は鍋に限らず、鉄板焼きやバーベキューであることも多いですが、それでも「なべっこ」といいます。 かつては、小中高校では秋になると「なべっこ遠足」(家庭科の一環)という秋の遠足があり、皆で野外調理をして楽しみました。 今は「行事の精撰」のため行っていない学校が多いようです。 ちなみに、学生時代、卒論に「なべっこ遠足」を記述したら、注釈をつけるように指導されました。 「なべっこ」と「芋煮会」 全国的に有名なイベントとして、山形の「日本一の芋煮会」がありますね。 山形市の馬見ヶ崎川の河川敷にデカイ鍋を準備して何千人分もの汁を作ってしまう。 このイベントで振舞われる鍋料理が、この「いものこ汁」です。 山形では「芋煮」というそうですが、同じ料理と考えて良いです。 「芋煮会」と「なべっこ」は親戚同士のようなもので、「芋煮会」は、主に河原で鍋を囲みます。 でも、場所はどこでも良いのです。 やることも殆ど同じで、到着したら料理の準備をし、昼食に鍋を囲んで、午後は遊びます。 宮城県でも同様のレジャーがあり、東北を代表するアウトドアレジャーといっても良いでしょう。 「思い立ったら北東北・北東北こだわり百科」いものこ汁←レシピがあります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月03日 12時55分33秒
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