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旅とメシと鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2018年09月26日
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鉄道博物館の開館当初から、この博物館の目玉ともいえる展示施設「車両ステーション ROLLING STOCK STATION」には、現在、36両の車両と1両のカットモデル、それに、蒸気機関車D51の運転シミュレーターがあります。国鉄黄金期を支えた車両が並ぶ圧巻の空間です。

前回の記事(183ランチトレイン)はこちら
鉄道博物館の記事を最初から見たいという方はこちら
この旅の2日目のスタート(さいたま新都心駅)から見たい方はこちら
今回の旅日記の第1回から見たい方はこちら


30両以上の車両すべてをつぶさにご紹介するのは大変なので、何両かに絞ってご紹介しましょう。


昭和30年代後半に登場し、「走るホテル」ともてはやされた初代ブルートレイン20系







丸みを帯びた車体は、現在でもかなり斬新です。
青い車体は、登場当時まだ主流だった蒸気機関車けん引による汚れを目立たなくさせるためだったと聞きます。その後、「ブルートレイン」が代名詞となり、蒸気機関車が使用されなくなったのちも、特急・急行用の新型客車は、濃緑色の「トワイライトエクスプレス」が登場するまですべて青色でした。





この「ナハネフ22」自体は開館当初からの展示車両で、2009年の秋に訪問した時も、同じ位置に停車していました。当時は、外観だけの展示でしたが、今回、ひとつ変化が…。


それは下矢印





車内への立ち入りが可能になっていたことですスマイル
帰ってから検索してみると、2016年頃から車内も公開されていたようで、初代ブルートレインの特徴的な狭い3段寝台を間近に見学できます。





長距離を走行していた夜行列車、ずっとベッドの状態で走っていた訳ではなく、朝6時か7時ころから終着駅に着くまでは(超長距離列車では発車から夜までも)、下段を座席として使用するため、中段のベッドを折り畳む作業が再現されています。





1区画すべての寝台をセットした状態。
かなりの狭さに、蚕棚などと揶揄されたようですが、エアコンもついてそれまでの寝台車両よりずっとレベルアップしたこの20系は、「蚕棚」よりも「走るホテル」の印象のほうが国民に浸透したようです。
仕切りはカーテン1枚という、現代のセキュリティ基準からは想像できない仕様ですが、やはりカーテン1枚で仕切っていた後継車両がつい数年前まで運行されていました。





1区画すべてを座席にした状態。
リクライニングはしませんが、1区画に6名の着席で、広さとしては余裕です。
リゾートしらかみのボックス席と同じくらいかな?
寝台利用客が寝台使用時間帯以外に着席していたほか、列車・区間によっては普通車指定席または立席特急券用として、この状態で使用されました。この制度は、2014年の「あけぼの」定期運転終了まで続いていまして、数回乗ったことがあります。
(現在も制度自体はあると思われるが、運用している列車がない)





これは、若い子たちは分かるかな~?
12・3年前に、当時の大学生たちと24系に乗った時には、彼らは分からなかった。

補助席です。
取っ手を引くと、一人分の腰掛が出てくるものです(この展示車では固定されています)。
用途は様々…寝台セット後にタバコを吸いたいときや外を眺めて過ごしたいとき、寝台のセット・解体作業中の待ち時間に、あるいは、座席に座れなかった立席特急券の客が着席するなど。
最後まで残った24系(あけぼの・北斗星など)のB寝台にも装備されていました。
面白いので、子供のころはこちらに好んで座っていましたね。


車内には、昔の「あさかぜ」の車内放送が再生されていました。
次々繰り出される駅名と、車窓の光景を織り交ぜた車掌の味わい深いアナウンスで、朝の山陽本線の景色が目に浮かぶようです。





出入り口デッキにステップがあるのも、時代を感じます。昔のホームは低かった。
ホームから転落しても、ちょっと頑張れば這い上がれる程度の高さしかなかったものです。
いまでも、地方ローカル線では、その低さのホームを使っている駅がありますね。





車端部の丸みを帯びた部分は、展望室になっていました。
灰皿も設けられ、当時の出張ビジネスマンたちは、流れゆく景色を観ながら朝の一服をしていたことでしょう。
横引きカーテンを装着しているあたりに、リッチ感を出そうという工夫が見られますね。





さて、20系に思わず大興奮して、他の車両をじっくり見る時間が無くなってきてしまいました(苦笑)
もう1両、国鉄黄金期の車両を見て、ほかの展示車両をサッとみてみることにします。


以下、次 回!









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最終更新日  2018年10月03日 23時20分30秒
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