|
テーマ:釣り好きの人集まれー(8257)
カテゴリ:小ネタ
判断を間違えると命を落とすヒグマとの事故。釣りしている時、できれば誰しも会いたくないですよね。
では、どうすればヒグマに会いずらくなるのでしょうか? 私の場合、仕事柄どうしても熊の生態について勉強する機会もありますし、実際に探すこともあります。なのでちょっとだけですが、私の知識をおすそ分けして、ヒグマによる事故回避に繋がればと思いまして書いてみます。 ヒグマの事故に遭ずらくなる対策教えます。ヒグマは7月に活発に動く動物実はヒグマって生き物は7月に活発に動く動物なんです。春とか秋に動くイメージが多いと思いますが、この時期要注意なんです。 何故ヒグマは7月に活発に動くのか? 理由は簡単です。 繁殖期なんですね。 この時期はオス熊がメス熊を追っかけまわす時期なんです。 小熊連れてる母クマがいる場合、子どもがいて繁殖できないので、オス熊が小熊殺して交尾するってこともあるんです。 ちょっと怖いですよね。 糞で見分ける方法で、釣りに行くとどうしても山に入る機会が多いんですが、よく見るのが糞ですね。でも、タヌキの糞と見分けるのも非常に難しい。専門家でも難しいときあります。 タヌキはタメ糞って言ってどっかり糞をしたり、同じ所に何回もしてヒグマとわからなくなる時があるんです。 そんなときは、まず解体。 上の写真が7月ころに撮ったヒグマの糞の写真です。 この時期のクマの場合、繊維が非常に多いです。 糞のサイズ感では非常に判断が難しいです。 よく見ると白くなったアリの殻の様なものも見られる時あります。(小さい糞だからタヌキってこともないですよ!) タヌキの場合は無いですね。タヌキの場合、昆虫を食べてのギラギラした殻なんて多いのでそれで見分けれます。 それでもわからない場合は、その辺で枝を拾って解体して臭いをかぐのがベストです。 ヒグマは植物臭いです。うんこ臭くないんですよ。 タヌキは一般的なうんこの匂い。臭いです。 ここまではかなりの人が知っていることかと思いますが、糞だけでヒグマがいるかいないか判断するのって情報量としては少ないんですね。 食痕で判断すれば多くの情報を得られる。釣り人の場合、かなり見落としているものがあります。それは食痕です。 林道歩くとかなりあります。糞より多いです。 下向いて糞だけ探さないで、林道脇にある植物にも目を向けてみましょう。 シカとヒグマの場合、少し似ていますがコツをつかめば、その違いがすぐわかります。 シカの場合赤い矢印のところでブツリと切って、下から食い上げ葉っぱまできたらそこで食べるのをやめます。 なので↓こんなふうに食べなかった部分が残るんです。 クマの場合茎をむしりとるように食います。 シカみたいに綺麗に根本で切らないで食べるので↓のように茎がボサボサの食跡が残ります。 林道を歩く時は、このことに注意して歩くと、とてもとてもヒグマが多いことに気がつきます。 札幌市内なんかでも、かなりヒグマが多いことがわかりますね。 植物が不自然に倒れていたりするのを見かけたらチェックしてくださいね。 ちなみに、有識者の中では最近山に入る時、鈴を付けない方が良いのでは??との声が結構あるんです。 |