カテゴリ:映画
映画のラストシーン、今まで自由や民主主義を善しとしていた人たちまでが手のひらを返したように権力の側について、不屈の闘士に悪罵を浴びせかける場面は何ともいたたまれませんでした。保身のために意に反する言動で敬愛する者を撃つ。逮捕される人たちは哀しみこそすれ、恨みも憎しみも感じていないに違いありません。 話は前後しますが、主人公にとっては心の恩師とも呼べる老教師の退任のあいさつが胸を打ちます。 「オオカミはきっとヒツジを仕留めるでしょう。しかし私は信じます。もし我々に続くひとつの世代が自由なスペインに育つことができたら、もう誰もその自由を奪えないことを」 スペインでは今そのような自由の風が吹いているのでしょうか。それともどこかの国のように… まともな考えを持った少数派が、軍や反動勢力を笠に着た連中に潰されていく図。先日「歌わせたい男たち」を観たばかりなので、今の日本の状況がどうしても重なってしまいます。 うらおもて同じ柄のドラ型土鈴です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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