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つれづれ浮世草

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2005年12月01日
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カテゴリ:映画
 若い時に観ていたら(って1999年にできた作品ですが)恐らく深い意味がわからずじまいだったと思われる映画でした。第2次世界大戦よりも前のスペイン、そう、内乱が始まる頃が舞台になっております。例によってあらすじは省略しますが、戦争前夜とか革命前夜っていうのはどこともよく似た様相を呈するものなんですね。

 映画のラストシーン、今まで自由や民主主義を善しとしていた人たちまでが手のひらを返したように権力の側について、不屈の闘士に悪罵を浴びせかける場面は何ともいたたまれませんでした。保身のために意に反する言動で敬愛する者を撃つ。逮捕される人たちは哀しみこそすれ、恨みも憎しみも感じていないに違いありません。

 話は前後しますが、主人公にとっては心の恩師とも呼べる老教師の退任のあいさつが胸を打ちます。

「オオカミはきっとヒツジを仕留めるでしょう。しかし私は信じます。もし我々に続くひとつの世代が自由なスペインに育つことができたら、もう誰もその自由を奪えないことを」

 スペインでは今そのような自由の風が吹いているのでしょうか。それともどこかの国のように…

 まともな考えを持った少数派が、軍や反動勢力を笠に着た連中に潰されていく図。先日「歌わせたい男たち」を観たばかりなので、今の日本の状況がどうしても重なってしまいます。


うらおもて同じ柄のドラ型土鈴です 





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Last updated  2006年05月04日 16時50分58秒
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嫌好法師@ Re[1]:初吟行(10/19) 象さんへ >コロナがようやく下火になり…
象さん123@ Re:初吟行(10/19) コロナがようやく下火になり初吟行ですね…
嫌好法師@ Re[1]:初吟行(10/19) ★紺桔梗さんへ >歳時記を持ち歩いていた…
★紺桔梗@ Re:初吟行(10/19) 歳時記を持ち歩いていたとしても、疑わな…
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