カテゴリ:映画
先日、ミニシアターで「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」を観て来ました。 こういう現代史と密着している作品の感想というのは実に書きにくいものです。なぜなら、自分の政治的、思想的信条を吐露しつつ評価しなくてはあまりに薄っぺらなものになってしまうからです。 実を言いますと、この事件があった頃、私は大学入学を控えておりました。その頃の、学生を子に持つ多くの親の合言葉は「学生運動だけはやらんでくれ」というようなものでした。私も無論言われました。 私の通っていた高校はもともとリベラルな教師が多かったため、近隣の高校のようには激しい学生運動は起こっていませんでした。でも周知のように、この「あさま山荘」事件の後も、各地の大学・高校では一部の学生・生徒が暴れておりました。 私自身は高校、大学時代は完全にノンポリをかこって、彼らからは遠く離れた所で生きておりました。それでも時々ニュースで取り上げられる「過激派」の起こす事件は気になっておりました。 話が大きく逸れましたが、(怖いもの見たさも手伝って)同時代人としてどうしても見届けなければいけないような気がして、この3時間以上の映画に挑みました。青年達の純粋さよりも、先鋭の狂気に息苦しくなり、観終わったあともなぜか重いものを引き摺ったまま今に至っています。 どのみち薄っぺらな所感しか書けませんでしたが、皆様にはぜひとも、あの特異な時代の特異な事件を見事に映画化した「実録・・・」をご覧になることをお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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