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カテゴリ:松本山雅FC
JFL松本山雅の松田直樹選手が練習中に倒れて、今日で2日目。信州大学の救急救命センターに救急搬送されて。現在は、ICU(集中治療室)で治療を受けている。人工心肺装置で、血流を維持している状態。意識はないままで、いまだに「非常に危険な状態」だという。
かつてのチームメイトだった横浜F.マリノスの選手も、次々と松本にお見舞いに行っているようで。川崎フロンターレからも、山瀬が行ったらしい。また、かつての日本代表メンバーも、松田のことを心配している。いまはただ、「帰ってこい」と祈るしかない。シドニーオリンピック、日韓ワールドカップを共に闘った稲本のブログにも書かれていたけれど。「祈りの数だけ、気持ちは伝わるはず」。そう信じるしかない。 それにしても、34歳。若くて、日常的にサッカーをやっていた人が、突然、心筋梗塞で倒れたりするものなのだろうか。そもそも、心筋梗塞とはどういう病気なのだろうか。気になったので、少し調べてみた。 心筋梗塞とは、血液の流れがストップして心筋が懐死してしまう状態のこと。動脈を詰まらせる原因の多くは、血栓。血栓が心臓の壁にある冠動脈を詰まらせ、冠動脈から心筋に血液が流れなくなる。発作が出て、冷や汗が出て、激しい胸の痛みが襲ってくる。冠動脈が詰まったところから、どんどん細胞が壊死していく。壊死した心筋は、二度と治癒することはない。 心筋梗塞の特徴的な症状は、胸の痛み。胸の中央から背中、あご、左腕に広がる痛み。その他の症状としては、気が遠くなる、突然に激しく発汗する、吐き気、むかつき、息切れ、冷や汗、大きな心拍音、喉をぜいぜい鳴らすなどがある。 また、心筋梗塞が起きやすい環境は、天候の急変時、暴飲暴食をしたとき、ストレスや精神的緊張にあるときなど。急に寒くなっった時や、蒸し暑くじめじめした梅雨の季節、台風の前後など、天候の急変や、前線の通過時は、要注意。 心筋梗塞を予防するためには、4つの危険因子を除去すること。1.高血圧の治療 2.高脂血症の改善 3.糖尿病のコントロール 4.禁煙です。さらには、肥満や高尿酸血症の改善、ストレスマネージメントなどが必要となる。 松田選手は現役のサッカー選手だったので、健康管理は十分に行っていたはず。医師のメディカルチェックも受けていただろうし。当然、高血圧、脂血症、糖尿病、肥満、高尿酸血症などのケアも、日頃からしていたと思う。なのに、なぜ。 松本山雅が練習を開始したのが、午前9時半。心筋梗塞の発作特にが起きやすい時間帯は、朝起きてから体が徐々に活動を始める午前9時から10時頃だという。初期の自覚症状としては、胸に激しい痛みがあるというのだが。練習を始めたばかりで、言い出しかねたのかもしれない。 若くて、健康で、スポーツそしていても、心筋梗塞から逃れることはできないのかもしれない。それでも、松田には回復してほしいと願う。きっと、日本中の多くの人がそう願い、そう祈っているはずだから。帰って来い、マツ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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