テーマ:オペラ座の怪人2005(445)
カテゴリ:オペラ座の怪人
もう2時間足らずで、ジェリーが日本の地を踏むのですね。
行って垣間見たいのは山々ですが、とてもファンのみなさんの熱気に混じる勇気がないので、密かに無事到着されることを祈ることにします。 もう数え切れないほど映画館に通った「オペラ座の怪人」。普通ならたいがい飽きがきても不思議ではないと思うのに、ますます心が囚われるのはどうしたものか・・・ 3度目くらいで、いきなり私の中でクローズアップされてきたシーンがあります。 クリスティーヌの初舞台「Think of me」です。 舞台用のアリアの形を借りて、実は物語の序奏はここにあるのですね。 長い間誰にも気づかれず、ファントムの指導のもとにつけてきた歌唱力を、披露する場を用意したのはそのファントムでした。 歌姫としてのデビューで、二人の関係に結末が来るとは夢にも思わずに。 輝く舞台で、恐らく師を思いながら歌うクリスティーヌ 暗い地下でその歌を聴き感慨にふけるファントム そして客席で舞台を見ながら、それが幼馴染であることに気づくラウル まさにここから恋のトライアングルは始まります。 ♪さようならを言った日の私を優しく思い出して ♪時々で良いから思い出すと約束して ♪あなたを心の中から追いだそうと必死になっている私を想像して ♪あなたを思い出さない日なんて 一日としてありはしないでしょう この時点ではクリスティーヌ自身も予測しなかった恋に落ちていくのですが、このアリアは全く物語の行く末を暗示させるものとして、周到に用意されていたのですね。 初舞台の興奮と感動の中で、誰も知らないはずの音楽の天使からの薔薇を、マダム・ジリーから渡されて驚くクリスティーヌ。 楽屋でラウルがやってくるまで、薔薇を眺めながら 音楽の天使がくれたの? 音楽の天使は姿が見えないのではないの? どうしてマダム・ジリーが??? と、考えあぐねています。 そう、ファントムもこの日、初めて彼女の前に姿を現すことを決意しているのです。 これだけ考えても、波乱を予測させ、わくわくするスタートではありませんか。。 初めてのときは、きっとこのシーン、ボーっと見ていたのだろうなと、懐かしくもありますが。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オペラ座の怪人] カテゴリの最新記事
|
|