テーマ:オペラ座の怪人2005(445)
カテゴリ:オペラ座の怪人
吹田千里セルシーシアターに行ってきました。
この映画館、90席と小さいながら、とても観やすくてきれいでゆったりしていて、それに画面が明るくて、申し分のない映画館でした。 欲を言えば、座席指定か、せめて整理券でも出ていたら長時間ならばなくても良いのにと。 その代わり「入れ替えなし」などという美味しい話はなくなりそうですね。 久しぶりのファントムに今日も泣かされてきました。 もうね、、嗚咽するとか、そんなオーバーアクションはないのですが、知らず知らず涙が頬を伝うのですよ。次から次へと。 地下の仮面を剥がされた後や、屋上の薔薇を握りつぶして怒りに狂うシーン、それに最後のシーン。この3箇所は定番で、もうほとんど条件反射かもしれません。 なぜにこんなにファントムなのか・・・やっぱり自分の中にも間違いなくあるからなのでしょうね。 自信たっぷりに装ういながら、実は不安で孤独で・・・ということが。。 人間社会の中で、誰一人として感じずにはいない、普遍的な感情なのでしょう。 ファントムのように、何から何まで天才的な能力を備えたものでも、ただ1点の傷をつけるだけで、人間社会にありながら、人間からの疎外感を持っている。 神は(私には信仰心はないのですが)例外なくファントムを人間にしたのですね。 さて、今日は再びブケーに登場いただきます。 前にブケーがなぜファントムに殺されたのかを書いたのですが、今日はその想像をさらに膨らませることができました。 クリスティーヌの初舞台が終わり、メグがクリスティーヌのところへやってきます。 「教えて、一体どなたが先生なの?」と そして「エンジェル・オブ・ミュージック」を歌いながら、部屋を出て行く二人。 そう、ドガの絵のようなシーンのすぐ後で、カメラアングルはその二人の上部に移動します。 と、その二人を見ていたかのような、ちょっと酔っ払ったブケーの意味深な笑いが。 ブケーは、ひょっとしたらファントムとクリスティーヌのレッスンを一度ならず目撃、ないしは耳にしたことがあるのではないでしょうか。 しかも、目撃したのはクリスティーヌの方ではなく、ファントムの姿。 クリスティーヌが成功を治めた今、ブケーはとても優位に立っています。 そしてそんなことも、きっとファントムはお見通しだったのです。 自分の隠れ家への切り穴を発見したくらいで、動揺するファントムではありませんが、ひょっとしたらブケーは、クリスティーヌにとっても良からぬ存在になるかもしれない・・・そんな危惧をファントムが抱いたとしても、少しも不思議ではありません。 こんなに早い場面から、すでにブケーにはファントムの手にかかるべく、原因が用意されていたのですね。いやはや!! ----- 自分の記事から自分の関連記事へトラバしてみました。 こんな使い方もありでしょうか?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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